2017年11月20日

Micsig TO1102を使って半年近く

ご要望があったので、Micsig TO1102のその後の使い勝手をレビューします。前に使っていたOWON SDS6062の後釜ですが、最初のLCD初期不良交換後は順調に動いています。

非常に便利なのは、バッテリを内蔵している事です。OWONのもバッテリ追加できましたが、ケチって入れてませんでした。オシロに、バッテリはもはや必須です。便利すぎて、やめられません。バッテリ持続時間は、細切れで使用してますが、2〜3時間は連続で動くかな、という感じです。充電時間は5〜6時間かかります。

■使いやすい部分

・画面操作で全部できる、情報量が多いので、これが意外と便利。
・画面がデカいので見やすい
・バッテリ駆動最高。電源ケーブルつけるのなんて、もう考えられません。便利すぎてもうやめられない。
・無線LANで自動アップデートできる
・自動計測機能がメチャクチャ種類がある。Duty、周波数の表示も複数あって、波形の傾向をすぐつかめる。

■使いにくい部分

・起動時の変な画面(宣伝ぽいもの)がうざい
・(ある意味良いところですが)トリガ条件が多すぎて選ぶのが大変
・信号が残像で見える。設定変更しても何故か直らない。バグ?(設定変更したらいつのまにか直りました)
・稀に反応が遅いときがある。特にRUN/STOPボタン。静電式だから?
・画面キャプチャが2手順必要。下からスワイプさせてキャプチャボタンを押さないといけない。

■計測機能(Measurement)の例

以下のようにたくさんあります。何個も同時に計測してくれます。私はピーク値や、周波数、Dutyあたりをよくおいておきます。

20171121070555.png

■トリガ(Trigger)の例

ポジティブエッジ(Rise、立ち上がり)で引っかけました。しきい値電圧は、右側のLEVELというボタンを上下に動かすと調整できます。

20171121070433.png

■まとめ

オシロというよりも、データスコープに近い使い方になってます。もともと、横河のDLシリーズとか日置のメモリハイコーダとか使いまくる昼間の仕事が多かったので、自分のペースにはすごく合ってます。

本当は、いつも使っているメモリハイコーダ欲しいですが、デカいし個人で買うには目玉が飛び出るくらい高いです。でもまあ、Micsigでも、十分便利で自分の使い方の中では十分です。

一応、それなりの電気製品を昼間に作っている私がちゃんと使えているので、5万円弱という価格と性能を見た限りで、ホビーユースでは全く問題ないと思いますよ。あんまりいうとテクトロの知り合いに怒られちゃいますが、中華製が欲しいと思うような方には、テクトロの激安オシロはお勧めできません。中華製と比較して、メモリが全然無いので、特に広範囲を見たい(=DCCのパケットを見たい)という用途に対しては苦労して使うことになると思います。
posted by yaasan at 18:29 | Comment(1) | 工作

2017年11月19日

DNOS?構想

フジガヤさんに、DSシールドを使ったアナログ自動運転向け構想を、どこかで聞いたことのあるDNOSと命名されてしまったので、DNOS構想について書きます。

DSshieldAna3.jpg

DCCデコーダを買う気が起きない自動運転に興味のあるアナログ難民向けのシステムを想定しています。デコーダを買うだけで、あっという間に高機能なデジタルDCCシステムに移行できるポテンシャルがあるものを、わざわざ機能を制限してアナログ向けに使用する形です。

ようは、電子工作の知識を持つアナログ難民を、円滑にDCCに移行させるための戦略機種として位置づけます。

■コンセプト

DNOS.png

・某TのNOSに興味あるけど、お金が無い・・・。
・ソフトウェアによる実装(アナログ用ソフトを書き込むだけ、デジタルへの移行もソフトを書き込むだけ)
・アナログなので、ポイントなんて制御する必要なんて無いですよね。
・アナログなので、1編成走れればOKですよね。
・アナログなので、信号機なんて要らないですよね。
・在線検出はS88デコーダを使用。フジガヤさんの赤外線式を前提にします。
・I2Cが何かに使えます。何に使うかはこれから考えます。
・自動運転用のソフトはAUTOMATICAと共通にします。現状はDesktopStationで制御してもらいます。

■動作チェック

偶然、手元にアナログ車両(しかもNjゲージ!!)があったので、動作確認しました。

DSshieldAna1.jpg

DSshieldAna2.jpg

■スケッチ

DesktopStationSoftwareと接続可能な、動作確認済みスケッチ(r1)です。 11/19 20:26 更新
DSshieldAnalog_r1.ZIP

DCCアドレス3に指令を出すと、アナログ車両を制御できます。ファンクションは無効です。S88センサは動きますので、イベントスクリプトで自動運転が使用できます。

DSシールドをお持ちの方は、ぜひお試しください(現在テスト基板のため連合メンバーしか持っていませんが・・・)

■DSシールドの頒布について

基板+ヨーロッパコネクタのセットで500円を予定してます。その他の部品は、秋月電子で購入していただきます。

DSone相当スケッチ、アナログ車両向けスケッチをまずはリリースし、DNOS用のスケッチは別途準備して頒布します。
posted by yaasan at 16:22 | Comment(5) | 鉄道模型

Njゲージにチャレンジ その2

一番の難関、動力車のNjゲージ化(長軸改軌)です。

本当に面倒ですが、コツはだいたい掴めたので、精度もそこそこ出せるようになりました。
動力車の軸パイプのカットが一番大変ですが、まあ、目測でも少しずつノギスで調整すれば行けると思います。多少、中心のギアがずれても、台車側のギアが太めなのでだいたい合います。

ピンセットで台車をバラします。

Nj_321C_4.jpg

Nj_321C_1.jpg

先人の公開している資料や現物を見ながら、台車に加工して、以下のように組み直しました。

Nj_321C_2.jpg

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改軌した台車を車両に組み付けます。

Nj_321C_7.jpg

以下のように完成しました。直線レールのみですが、走行も確認できました。

Nj_321C_5.jpg

Nj_321C_6.jpg

休みながら1日半ほどかけました。初めてでしたが、無事に終わってよかったです。これを次はDCC化しようと思います。
posted by yaasan at 10:59 | Comment(0) | 鉄道模型

2017年11月18日

Njゲージにチャレンジ その1

その0から、実際に行動に移しました。

KATO JR西日本 321系(10-1121) NゲージをZゲージレール(6.5mm)で走行できるように改軌してみました。

車輪の打ち抜きは結構楽だったのですが、パイプのカットが思いのほか、調整に苦労してます。なんとか1両は以下の通り完成しました。

Nj_321_1.jpg

Nj_321_2.jpg

■改軌用の冶具づくり

普通にやったら精度が出ないので、冶具を作りました。やらなければならないことは以下でした。
私の買った321系は、13.2mmの軸長だったので、以下の作業でした。

・車輪の軸の出っ張りを1.5mm分を残して打ち抜く
・パイプを5.25mmだけ残すようにきれいにカットする

厚さ5mmのPET板にピンバイスで穴あけしました。

Nj_321_4.jpg

こんな風に入るように穴あけすればOK。ボール盤があれば完璧ですが、普通は家には無いですよね・・・うちにもないです。会社に行くか、会長の整備工場に行けばいくらでも使えますが。

Nj_321_5.jpg

実際に使うイメージは以下の通りです。穴のサイズも、これを見越して決めてください。穴径はちゃんと見てないので、実物合わせでお願いします。

Nj_321_6.jpg

以下、冶具の材料です。ホームセンターでも売っていると思いますが、細かい仕様の部品を探すのが面倒だったので、いつも使っているモノタロウで注文しました。

PET板 5mm厚
シムリング 1パック(10枚入) 内径2Φmm 材質鉄、1mm厚
シムリング 1パック(10枚入) 内径2Φmm 材質鉄、0.5mm厚
・BRB003007020 シムリング 0.2mm厚,内径3mm
・金属用接着剤(高さ調整で冶具を作るのに使用)

■Njゲージ用 長軸改軌・車輪の軸調整

参考にしたのは、時のうつろいさんの図です。

まず、車輪をばらします。ラジオペンチなどを使って、てこの原理で引き抜きます。工具がいろいろあれば特に苦労することもありません。手で引っこ抜くのは結構大変です。

Nj_321_3.jpg

まずは車輪の軸の打ち抜きです。

Nj_321_7.jpg

1.5mmのシムリングを上に挟んでハンマーでたたきます。

Nj_321_9.jpg

すると、軸が動きます。シムリングと同じ高さの1.5mmになれば成功です。

Nj_321_8.jpg

次は、車輪を固定する中空パイプの5.25mm幅へのカットです。

■Njゲージ用 長軸改軌・軸パイプの高さ調整

まず、軸パイプを冶具に置きます。

Nj_321_10.jpg

カッターでゆっくり軸パイプをくるくる回しながら切り込みを入れて、カットします。本当にゆっくり時間をかけて、水平に切り取るのがコツです。急いじゃだめです!!

ノギスで高さが5.25mm(5.2mm-5.3mm)になっていることを確認します。

Nj_321_11.jpg

車輪と軸パイプを合体させて車輪取り付けです。
Nのレールで動かす場合の車輪の幅は以下のような状況です。

Nj_321_14.jpg

車輪を外します。ここで、赤丸の出っ張りをカットしないと、改軌した車輪が当たって動きません。

Nj_321_12.jpg

カッターで丁寧に、以下のようにカットしました。

Nj_321_13.jpg

改軌した車輪を取り付けて、Zゲージのレールで走行可能になりました。

Nj_321_15.jpg

■標準軌車両との比較

うちはNゲージがあまりないので、標準軌車両は、私が小学生の時に買った200系2000番台の新幹線しかないです。スケールが違う(1/160 vs 1/150)のと、そもそも、あり得ない並びですみません。

Nj_321_18.jpg

Nj_321_17.jpg

Nj_321_16.jpg

なんか、やっぱり、JRや狭軌の車両はZゲージのレールの方がしっくりきますね。Zゲージのレールも入手性はロクハンのおかげで非常に良いので、NゲージとZゲージで、楽しい模型ライフになりそうです。

なお、動力車はまた後日作業します。難易度が高いので・・・。
posted by yaasan at 10:46 | Comment(1) | 鉄道模型

2017年11月17日

研修所の講師

今度、昼間の会社の研修所の技術講師をやることになってしまった。

組み込み制御ソフトウェアの若手育成コースで、回路シミュレータや組み込みボードを組み合わせて実機ソフトの検証まで行う2日間もあるコースの技術講師です。一人で全部指導を2日間やります。今までやってた課長さんが転勤で地方にいってしまって、この分野で精通しているのが何故か自分だけ、という状況になったようです。

今まで自分は、受ける側だったので(組み込みソフトや回路分野は専門だから受けてないですが)、まさか自分が教える側になるとは思いもしませんでした。

全国の若手エンジニアを指導できるレベルとして認めてもらえたことになるので、光栄ではあります。

ただ、技術講師は、研修所のベテランが選定するので、昇進試験結果は知りません。まだ、昇進試験結果も来てないのに、これで落ちてたら・・・と、微妙な状況です。

この試験には、たぶんこの10年間で一番大きな成果をもって挑んだもので、しかも昇進試験官は、学生の時に自分を今の会社にスカウトして引き込んだ人だったので(本当に偶然って怖いですね・・・)、これで落ちてたら覚悟をもって辞めるつもりです。気持ちよく受かって、技術講師を担当できることを願うばかりです。
posted by yaasan at 08:28 | Comment(1) | 日記