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2015年09月22日

DSmeisterの価格戦略

先日、「DSmeisterの価格がDSmainの2〜3倍になりそうだ」ということを書きました。いくつかコメントを受け取っているので、方針をどうするか困ってしまったので、アンケートを作りました。

当方としてはやりたかった機能を全部突っ込んでケチらないものにしようと思いましたが、どうもそれでは価格が上がりすぎて困るという意見があるので、どうしようものか悩んでます。

オープン技術を推進しているということで、ボランティアと思っている方ももしかしたらいるかもしれませんが、オープン=無料=慈善事業というのは大きな勘違いなので、ご承知おきください。こちらとしては慈善事業ではなく、オープン技術を構築して公開しつつ商業化を狙っているため、それなりに経費の回収と収益を出さないと継続して事業が進められないこともあります。

ただ、高いと思われるのは、はっきり言って好ましい状況ではありません。「この機能でこの価格は安すぎる!」と思われるのがベストであって、高い高いと言われたら考えを改めないといけないと思ってます。

なお、今のところ高い理由はケース代&ケース加工費を数千円で計算しているからなんですけどね・・・。数が出ないものは値段が跳ね上がるのは、市場原理的に仕方がないところなのですが。

ぜひとも、ご協力をお願いします。



posted by yaasan at 07:16 | Comment(0) | 鉄道模型

DSmeisterのパワー回路を確定させました

DSmeisterのパワー回路(DCCやMarklin digitalのパルス生成回路)の設計をいくつか試しまして、一番使い勝手がよく特性の良い案に決めました。採用したのは以下の回路です。

DSM_powercircuit.png

IR2302PBF(DIP8, 秋月で200JPY/pcs)またはIRS2302SPBF(SOP8, RSで125JPY/100pcs)のどちらでも適用可能です。ゲート抵抗は22Ωに設定しました。またゲートソース間抵抗は47kΩを選定してます。IR/IRS2302のブートストラップコンデンサが重要で、25V耐圧の10uFのセラコンを選定してます。このコンデンサが低いと、HIGH側のゲート電圧を長時間ONしっぱなしにすると勝手にOFFする現象があります。これはブートストラップコンデンサの電荷が無くなるためです。10uFにすることでだいたい数十msは持つように設計しています。DCCは問題無いですがMM2のパルスを出すときにかなり影響が大きいので、注意して実験をしながら設計しました。

またIR/IRS23202は、推奨電源電圧範囲が5-20Vで、ゲートソース間の電圧も20V程度のため、電源をACアダプタから供給される電源と共通化すると、利用可能な電圧の動作範囲が著しく成約されるので、5V固定とするのが現実的でした。5V固定にすることで、たとえば20V超の25VでDCCを出力出来ますので、Gゲージ等も動かせるなど応用範囲は広くなります。今の段階での設計上は25Vまでを想定してます。それ以上にするいは、パワー回路や5Vのレギュレータを変更しないと難しいです。なお当方としては20V超の場合は、レギュレータの変更を強く推奨します。購入時に言ってもらえれば、28Vまで上げられるレギュレータに交換します(追加料金あり)。

12V電源時は先日お見せした通りオーバーシュートが2倍に跳ね上がって、ノイズ的にNGっぽいという事が想定されるので、やめることにしました。ブートストラップコンデンサ問題も解決したので、あえて12Vを残すのもよろしくないですしね。

さて実際に、今回採用を確定したパワー回路で動かした出力波形(電圧)を見ると以下の様な感じです。

ターンオン(20ns, ※オシロ測定範囲外の粒度):
TurnOn_20ns.PNG

ターンオン(500ns):
TurnOn_500ns.PNG

ターンオフ(200ns):
TurnOff_200ns.PNG

ターンオフ(2us):
TurnOff_2us.PNG

全体波形(20us):
TurnOff_20us.PNG

全体波形(50us):
TurnOff_50us.PNG

全体波形(100us):
TurnOn_100us.PNG

オーバーシュートはだいたい±14Vと、2Vほど上がる形です。2usでほぼ収束するので、実用上は問題なしです。ゼロクロス(プラスとマイナスの境目、0V付近)もすんなり上がっているように見えます。

気をつけないといけないのは、私の使っているOWON6102は60MHzのオシロなので、実際はその4分の1の15MHzの信号までしか見えないということです。時間で言うと66ns程度の振幅の波形まで。ということは、20nsの波形は、本当に流れている信号波形とは違う可能性があるということに注意が必要です。

デッドタイムが見えないので、電流波形を見ないといけないなあというのが実情です。DSmeisterは、一応結構お高い電流センサが付いているので、時間のあるときに波形を取得したいと思います。

■追記

メルクリンのICE2(HO)を10分位最高速度で走らせました。パワー回路は発熱は見受けられず、非常にクールでした。まあ線路への電流は300mA程度でしたので、もっと電流を掛けないと違いはわからないかもしれませんが・・・。
posted by yaasan at 06:29 | Comment(0) | 鉄道模型