デジタル鉄道模型フォーラムDCC・メルクリン等のデジタル鉄道模型の話題でコミュニケーションできる場です。登録・利用は無料です。
デスクトップステーション(DesktopStation)のページはこちら
・無料の日本型超高品質DCCサウンドデータをWebで配布中!
・鉄道模型をスマホで簡単制御!国産で革新的なコマンドステーション DSair2はこちらから。

2015年09月24日

オープン・標準化とビジネス

副業先の会社で私が携わる事業分野(電機部門)も、今まさにオープン化の波に飲まれようとしていて、IECやISOといった国際標準化団体・実際にはヨーロッパの流れが日本にどんどんと影響を与えてきています。

でも、うちの副業先は、英語は読めないしIECとか言われても分からない!という人が偉いポストを陣取っているので、波が来ていることも知らずに、のほほんとしているばかりか、少ない予算や人員でがんばってIECやISOで国際規格の策定で海外企業のエキスパートと戦っている精鋭部隊を「会社の金で海外旅行して遊びに行きやがって!」と罵ったりするお仕事もしていたりと、非常にがっかりなところです。

オープン化・標準化というのは、技術を普遍にして誰でも気軽に使えるようにするための取り組みです。立場によって違いますが、たとえば以下の様な場合分けをします。

・ある技術に強みを持ちシェアの高い企業A
・ある技術に強くない・シェアの低い企業B
・ある技術にそこそこ・シェアもそこそこの企業C

この3社がオープン化についての取り組み方は大きく異なります。

企業Aでしたら、技術に強みがありますからオープン化することは、自分の売上を下げることになり敵を増やすことになりますのでオープン化を阻止しなければなりません。もしくは、オープン化するにしても自社で既に枯れた技術にすり替えて、現状の技術を隠して他社との差別化を図ることも出来ます。また、インターフェース部分(他の機器や技術との間をとりもつもの)のオープン化に注力するのも手です。

企業Bは、企業Aの技術をオープンにするように精力を注ぎ込むべきです。そうすれば、企業Aを弱体化し、自分の弱みを薄められて利益向上を図れます。

企業Cが一番中途半端で、気をつけないといけません。企業Aと企業Bに挟まれて、悪い方向に行く可能性が高いからです。戦略上はとても難しいです。

-------------------

これを鉄道模型・DCCに例えると、弊社は企業B(規模・資金で弱みがありシェアが低い)です。DCCで有名なE社やD社、L社といった企業はAになります。よって、弊社が戦っていくためには、DCCだけでなく、デコーダやコントローラを作るための要素技術をどんどんオープンにして上位企業を弱体化させていかなければならないのです。

特にデコーダの技術が重要で、これをいかにオープンにするかが普及の鍵と思ってます。

日本のK社は、海外他社からOEMで機器や技術を調達してますが、これも強みのある会社から技術を調達するということにほかなりません。強みがある会社から提供を受ける立場ですので契約やコストなどで不利な立場なのは明らかであり、この状況が続く限り、国内でのDCCの発展はないと思います。

今後も、オープン化をさらに促進して、このよろしくない状況を打開するようにしていきたいです。そのためにも、仲間づくりが不可欠と思ってます。DCCのデコーダを作っている方は、ぜひともオープンな連合で結束して組んでいきたいと思います。Desktop Stationの開発プラットフォームはArduinoベースですから誰でも容易に構築できますし、いくらでも提供可能です。

DCCのデコーダ、コントローラを作っている方はぜひともお声がけ頂ければ幸いです。
posted by yaasan at 06:36 | Comment(0) | 鉄道模型