2017年07月16日

Tomix 自動運転システム 5701 TNOSの解析(ネット情報ベース)

TomixがTNOS新制御システムの情報をリリースしていることに、今頃気づきました(汗)

「鉄道模型運転をトミックスが変える。」というコンセプトのようですが、・・・。今まで何もしなかったのはどなたでしょうか。競合のK社さんは、古くから多大なる投資をしていろいろな努力をしてたのはよく存じていますが。

DesktopStationのこの数年の目標は「日本の鉄道模型運転をグローバルスタンダードに上げる」です。日本の中で閉じこもってシステムを作る時代は当の昔に終わりました。全世界共通のプラットフォーム、スタンダードでシステムを構築すべきです。

さて話をTNOSに戻すと、このシステムは、あらかじめセンサーのパターンと車両の動きを決めて置き、それ通りに動かすためのシステムです。4列車自動運転などができますが、車両に電源供給をする必要が無いので(室内灯の電源くらいは普通にできると思いますが)、非常にシンプルです。

シナリオは予め設定してあり、後から追加できるという説明があります。特許では、PCからシナリオをダウンロードできるような仕組みとなっているので、たぶん、ユーザーが自由に配線をしたいということになるのでツールをリリースせざるを得ないと思いますが、シナリオの作成ツールを配布するのかとか、ダウンロードの手段は簡単なのかとか、いろいろと気になりますがその辺はよくわかりません。まだ、特許が公開されていないだけかもしれませんが(ここ最近の出願だと内容を知る術がない)

4区間用のデコーダ相当の機器を追加してシステムを広げられるという事ですが、メインシステムのシナリオ次第なところと推察されるので、このシナリオ依存の構成となると考えられます。当然ながら、フィーダ線、センサー線の嵐となって、固定レイアウト向けのシステムにならざるを得ないと思います。

DCCで同じようなことをする上で問題となるのが、閉塞運転時の強制停止です。アナログだと簡単で、車両のいる前の区間を電圧ゼロにすれば、簡単に停止区間にできます。DCCでは独立して別々に動くことが逆に仇となり、うまく制御できなくなります。

デコーダに強制停止命令を出す仕組みはDCCでオプションとして決められています。アシンメトリDCCです。メルクリンは、半波整流信号で実現できます。ただ、この仕組みはデコーダが対応していないとダメで、DCC電子工作連合のデコーダは残念ながら対応していません。なので、電源供給しながら強制停止ということができません。

よって、当社のシステムでは現状では介入運転時の強制停止などを実現できません。

DCC電子工作連合内で、この対策機器の開発について、緊急会合を行う予定です。デコーダが未対応であっても、技術的にはいくつか強制停止の手法があるので、あとは機器として誰が形としてまとめるか(売るか)、DCCの仕様に反しない形で閉塞区間の定義をどうするかなので、この辺は知見のあるメンバーで仕様を決めたいと思います。

予想の範囲内のシステムでよかったです。価格も、当社システムをベースにするならほぼ同じになって、機能や技術面では全く問題なく対応できます。強制停止機器については、後日サポートで行きますが、その機能は手動介入の時だけに必要となります。

より多くの皆様に、自動運転、サウンド&ギミックをするにはDCCの方がずっと安くて良い、と感じてもらえると確信しております。また、使い捨てにならずに、世界共通&オープンスタンダードでどんどん拡張できるのが、当社システムの強みです。
posted by yaasan at 20:16 | Comment(4) | 鉄道模型