2019年03月11日

DSair2と他のコマンドステーションとの差異

DSair2と、他のコマンドステーションとの差異をまとめてwikiに記載するつもりなので、ここでメモ代わりに差異を書き出してみます。

■Desktop Station DSair2

DSair2_small.jpg

○67x100x35mmの超小型、コンパクト。約110gで超軽量
○メルクリン対応(MM2)
○PWMアナログ運転可能(ピュアアナログアダプタ 1800円〜でピュアDC車両運転可!)
○S88-N端子搭載
○Wi-Fi親機内蔵。Webサーバー内蔵でブラウザが操作画面。モバイルアプリのインストール不要
○同時接続スマホ7台まで。最大で7人同時操作可能。
○業界で製品として唯一のオープンソース、オープンハードウェア。
○usbでPCと接続したり、ファームウェアアップデート可能。
△本体に液晶がない。LED表示で確認するのみ。
△CVプログラミング端子が兼用。
×連続電流2Aまで。ピークは4.5A。
×LoconetやXpressnetに非対応
×Railcom非対応

参考価格(キット): 12800円+900円(秋月電子 ACアダプタ)+3900円(ヨドバシでFlashAir購入の場合)=17600円
参考価格(完成品): 19800円+4800円(本体+FlashAir価格)=24600円
→スマホで動かすために、スマホが必要な程度。

■デジトラックス(KATO) D101(DCS50K), D102(DCS51K)

DCS50K(D101).jpg

○本体だけで一通りの操作ができる。
○ヨドバシや模型店などで入手せいが非常によい。
○Loconetでスロットルやブースタの拡張、PC接続等が可能。
△DCC線路電圧は、14V固定。(ACアダプタを12Vにすると12Vにはできる)
×D101,D102は単体では同時に一人しか遊べない。
×画面が7セグLEDの4桁だけ。
×単体では自動運転できない。
×無線対応にはLoconet経由で接続する外付けアダプタLNWIが別に必要。
×メルクリンは動かせない(DCC専用)
×サイズが大きい
×説明書に書いていないがCV読み出しにバグがある
×説明書に書いていないが車両が踊り出す謎機能(バグ?)がある
×初期にリリースされたACアダプタに問題が多い(本体の寿命を縮める電圧を出力する)

参考価格:23000円(ヨドバシ)
→スマホで動かすにはLNWI 7700円を追加する必要あり。合計、30700円

■Roco Z21(いくつか種類あるけど無印のもの or z21 startの制限解除版を想定)

○Railcomに対応、対応製品はレールに乗せるだけで認識できる。
○メルクリンに対応(MM2のみ。mfxは非対応)
○線路電圧を変更できる
○超高機能・高品質・デザインも良いモバイルアプリが無料で使用可能
○スロットルを接続できる(Xpressnet)
○連続3.0Aブースタ。
△本体に液晶がない。LED表示で確認するのみ。
×単体では自動運転できない。
×無線対応には外付けのWi-Fiルーターが必要

参考価格:6万円(Z21無印)、4万円(z21 Start+レール+車両一式, lippe価格+送料)
z21 startをスマホで動かしたい場合は、Wi-Fi解除コード(29.9EUR)と無線LAN親機(数千円)が別途必要。

Digikeijs DR5000

○Railcomに対応、対応製品はレールに乗せるだけで認識できる。
○スロットルを接続できる(Xpressnet、Loconet)
○S88-N搭載。PC用自動運転ソフトのJMRIやRocrail等で使用できる。
○z21の互換モードでz21のアプリで動かせる
○連続3.2A/19Vブースタ。
△本体に液晶がない。LED表示で確認するのみ。
×単体では自動運転できない。(PCが必要)
×無線対応だが、実質使えず外付けのWi-Fiルーターが必要

参考価格: 20000円(Lippe価格+輸入送料)
→スマホで動かすためにはWi-Fi親機が必要。内蔵の無線LANモジュールは安定していないのと、日本の無線法政に対応していない。合計、約23000円

■Lenz SET101(LZV100+LH100)

lenz_lv101_wiring.jpg
※写真は旧型のLV101。

○DCCの本家が開発した製品
○Railcom対応
○単体で動かす事が可能
○内蔵ブースタ大容量5A, 13〜16V電圧に対応
×無線対応には別モジュール23151が必要、さらにWi-Fi親機も必要
×PCにつなぐにはオプションモジュール23150 が必要

参考価格:45000円
ネットワーク変換モジュール23151が20000円、Wi-Fi親機(数千円)と解除コード(1500円)が別途必要。合計約70000円

■Digitrax DCS52

○本体だけで一通りの操作ができる。
○Loconetでスロットルやブースタの拡張、PC接続等が可能。
○画面が液晶で分かりやすい
△DCC線路電圧は、14V固定。(ACアダプタを12Vにすると12Vにはできる)
×単体では同時に一人しか遊べない。
×単体では自動運転できない。
×無線対応にはLoconet経由で接続する外付けアダプタLNWIが別に必要。
×メルクリンは動かせない(DCC専用)
×サイズが大きい
×現在のところ入手しにくい(登場直後)

参考価格: 25000円(アメリカから輸入)
→スマホで動かすにはLNWI 7700円を追加する必要あり。合計32700円。

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比較すると、他社のコマンドステーションは、スマホで動かす場合には3万円以上の金額を払う必要があります。DSair2の圧倒的なコストパフォーマンスの高さと、使い勝手の良さ、コンパクトでシンプル、持ち運びしやすいという大きな特徴が比較の結果からでも強く見えてきます。

DCCコマンドステーションを購入される際は、ぜひともDSair2をご検討下さい。なお、DSair2を2台以上保有するユーザーもいらっしゃいます!
posted by yaasan at 08:41 | Comment(0) | 鉄道模型