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2019年04月04日

模型ショップ

秋葉原の模型ショップが破産したようですが、気になるのは年売上高で、2017年で4億5000万円!2018年でも3億7000万円!破産してしまったとはいえ、1店舗だけのショップでそれだけの売上高をあげられるのか!と逆にすごくビックリです。

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ポポンデッタが何十店舗もあるなかで2016年で30億円だったので、一店舗だけでこの額は凄まじいと感じました。

DCC市場の現状を見れば非常に恵まれた状況下で、これほど稼いでるのに、なのになんであっさり転げ落ちたのか、非常に興味深いです。原因が倉庫代とかレイアウトの投資と言うだけでもないとは思います。仕入れしたものが全く売れず、赤字で売るケースが多かったのでしょうか?量販店との戦いで、価格競争に陥ったというところもあるかもしれません。

小売店も、どう差別化するか、というところが非常に重要なところと思います。ただ売れば良いというのはアマゾン、ヨドバシ、ジョーシンが担うところになっていると思います。商品に付加価値をどうつけるか。単に珍しい商品を置くのではなくて、メンテや相談、組み付けなども含めた部分になってくると思います。

ただ、そこにDCCが差別化として成立するかと言えば、残念ながら現時点の日本市場においてはNOでしょう。DCCの技術を知った上で、適切なアドバイスをできる人・ショップは多くありません。とんちんかんな説明をしているショップもあります。世界には多くのDCC機器が販売されていますが、日本のほとんどのショップで売られているものは、デジトラックスなど限定したものに過ぎません。

DCCの機器を開発するにしても、スキルのあるソフトウェア・ハードウェアエンジニアの確保、膨大な開発投資金、NMRA DCC規格の仕様把握(英語)など必要です。ショップにも、全ては必要ありませんが、そこそこの技術力が求められます。ほとんどのショップは、その技術を持つことが難しいでしょう。たとえばESUは、公式販売店に、DCC規格への理解やデコーダに関するサポート対応について、一定のレベルを要求しています。

アナログユーザー(コレクターも含む)が圧倒的多数の日本市場において、あえてDCCというパンドラの箱を開けるような、茨の道にいくショップは多くないでしょう。アナログユーザーをターゲットにした方が、お金になるわけですから・・・。
とはいえ、既存の商品がメインのショップや中小メーカーも、マーケットの縮小が根因で閉業や破産といった結末になっているわけで、安泰では無いのは言うまでも無いことです。

つまりは、DCCユーザーは、肩身が狭い状況が、これからもずっと続いていくのだろうなあと思わざるを得ません。DCC同人誌やオープンサウンドデータといった活動をしてはいますが、DCCに移行しているのか、効果はまだ見えてこない中で、そもそも無料で配ることに対して見直しもしていかないといけないかなとは思ってます。

DCCユーザーが、自分たちを守るためにはどうすれば良いか?それはたぶん、DCCユーザー同士の交流をもっと活発にする、仲間がいるということを知る、といったところが重要になってくるのだと思います。

DCC同人誌の無料頒布をやめて、この際、DCCユーザー投稿型の有料DCC雑誌化するのも良いのかなと思います。48ページ程度であれば印刷費は1冊100円程度(1000冊/lot)です。1冊200円程度の金額に設定できそうです。DCC電子工作連合に、この案を出して合意がされれば、実際に企画をスタートしたいと思います。200円払わない人は、そもそも欲しくないわけですから・・・。

ドイツには、MIBA デジタルという雑誌も有り、デコーダがどこに売っているのかとか、新商品の紹介とか、ユーザーの記事などが満載で、1000円程度で売られています。1年間に1回出るのですが、私も、ドイツに行ったときは必ず買ってます。

たぶんDCC同人誌で似たような事をやったら、MIBAデジタルよりもずっと濃い、深い内容になるのは間違いなさそうです。無償ではうちの軍資金を減らすだけでしたが、有償にしてしっかりお金をかけて、雑誌としてガッチリやってしまうのも、意外と良いのでは無いかなと思ったりしてます。
posted by yaasan at 16:18 | Comment(4) | 鉄道模型