2019年04月16日

オープンサウンドデータへの非難について

オープンサウンドデータに対して、非難がちょくちょくあります。

「どうせYoutubeやニコニコから録ってきた音ですよね」
「著作権、問題あるんじゃ無いですか」

オープンサウンドデータのサウンドデータは全て、クリエイターが録音したものです」と書いてあるのに、そのような事を根拠も無く指摘するということは、オープンサウンドデータが存在しては困る、という事なのかもしれません。

走行音や雑音の著作権法の解釈については、本ブログの過去記事に書いてあるとおりです。

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これらのデータを録音するために、DesktopStationの負担で列車をレンタルもしています。またかなりの交通費を掛けて、録音する出張にも行ってもらっています。クリエイター自身の負担もたくさんあり、トータルでオープンサウンドデータとしての公開までにお金と時間がたくさん掛かっています。

そんなことをするより、Youtubeやニコニコ等で盗ってくれば簡単でしょう。しかしながら、オープンサウンドデータでは、クリエイターと共同で録音・製作活動を行っており、厳格に他人のデータを使用する事を禁止しています。

クリエイタ-が多額の費用、時間を掛けて、高音質なサウンドデータを録音し、高度な編集テクニックを駆使し、オープンサウンドデータは成り立っています。クリエイターが苦労に苦労を重ねています。私は、そこにほんの少しの製作活動の支援をしているに過ぎません。製作に掛けた時間を考えれば、DesktopStationの支援など、ほんのわずかです。それにもかかわらず、DCC普及に向けて快諾・賛同して頂いたことで、オープンサウンドデータが成り立っています。

なぜ、DesktopStationが支援・負担して無償公開するのか。それは日本でのDCC普及のために必要不可欠なアイテムと考えているからです。コンペチターであるESUのLokSoundをあえて使っているのも、日本でのDCC普及にはLokSoundの力を借りるしかないためです。自前でサウンドデコーダを作る技術はありますが、開発するには時間もお金も足りません。そんなことをするより、既に売っているLokSoundを使う方が遙かに効率的です。LokProgrammerを持っている人もかなりいらっしゃいます。

なかなか、オープンサウンドデータを立ち上げていくのは、大変ですが、大多数の賛同をしてくださっている皆様の暖かい支援、協力に感謝します。今後とも、よろしくお願いします。
posted by yaasan at 19:28 | Comment(1) | 鉄道模型