2019年07月19日

でんてつ工房 東武8000系(冷房改造・2両固定車)を買った その4

でんてつ工房の東武8000は、IMONのIS通電カプラーをデフォルトで付けられると言うことで買ってつけてみた。

過去記事: その1その2その3

結論から言うと、黒い絶縁のプラ部品だけきちんとはめ込んで、ネジとラグ板があたらなければショートの問題は無いです。でんてつ工房さんから、「通電カプラーを付けたらショートしてしまうって人がいるらしいんだけど・・・」と言われてたのでビビりながらチェックしました。絶縁のプラ部品を付け忘れたら、車体ボディ経由でショートするのは当たり前ですね・・・。つけた人がちゃんとチェックしないのが悪いですね。

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まずは最初の状態。普通のISbカプラーがついてます。

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ネジを取ってバラし。これはとても簡単に外せます。なんと、ラグ板もついていて、半田付け無しで簡単に通電カプラーに交換できる状態!でんてつ工房さん、ユーザーフレンドリーでスゴい!

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一気に取り付けました。

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コツはコレ。ちゃんと、通電カプラーに付属の絶縁のプラ部品の凸の細い部分にラグ板がきちんと入らないと、ネジにあたって、ボディ経由でショートします。

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テスターを使って全部の端子をチェックして、問題が無いことを確認。通電させて、ショートしないことを確認できました。

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これで、片極集電の台車ですが、集電性能はだいぶ向上したはずです。試しに片側をつり上げてもバッチリ通電しました。電機屋が言うのもアレですが、コンデンサに頼るのは最終手段と思って欲しい。もちろん、コンデンサデフォルト搭載を否定するものでは無いです。基本的な考え方として、機構・構造部分で対策されているのが一番安定します。これは、どちらかというと、ユーザーよりも、模型メーカーがきちんとやっておくべき話なのかもしれません。

TOMIXのHOロマンスカーVSEを前にいじりましたが、全車集電のため、恐ろしく安定していました。やっぱり、台車、車体構造での改善がベストだなとこのときも思った次第です。
posted by yaasan at 20:43 | Comment(0) | 鉄道模型

2019年07月17日

でんてつ工房 東武8000系(冷房改造・2両固定車)を買った その3

でんてつ工房 東武8000系のDCC化作業の続きです。

過去記事: その1その2

DCC館の両極化基板を頒布いただいたので、早速組み上げました。

両極性化基板 2版その2

配線は、以下のように決めます。

F0: HEAD(F0f, Front, Headlight)
F1: TAIL(F0r, Rear, Back)
V1 or V2: COM+(+V, Common)
L0: こちらを+にするとヘッドライトが光る側
L1: こちらを+にするとテールライトが光る側

あとで調整できるように、私は極性の入れ替えができる2.54mmピッチのピンヘッダ・ピンソケットにしました。

DCC館の両極性基板。たくさん配布してもらってしまった。

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半田付け。非常に細かく、狭いところに実装ですが、もう慣れてしまった・・・。半田付け技能ランク 中〜上級の方向けです。

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完成。端子の割付に注意。間違えるとちゃんとつきません。

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車両に搭載。小さいのでケーブルの配置をうまくやれば隠せると思います。

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実際に動かすとこんな感じで、DCCデコーダの規格準拠の出力(COM+,HEAD,TAIL)が、キッチリと両極性になります。これは本当に便利!

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室内灯はAUX1に割付。サウンドをONにすると室内灯が点灯します。

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完成品があれば、相当売れるだろうなあ〜と思います。結構な方々が、日本型車両が両極性のライト(KATOのHO車両のここ最近のものはDCC対応ライト基板になってますが)なので仕方なく、FLデコーダを別途、装着してると思います。DCCデコーダを複数積むのは、メンテナンス的にも良くないですし、CVの調整でもハマったりするケースもあります。

両極性基板、こんな便利なものは、工作場所の片隅にぜひとも常備薬として持っておくと良いと思います。ぜひともDCC館で頒布を受けて下さいませ。
posted by yaasan at 20:29 | Comment(0) | 鉄道模型

2019年07月16日

MTC21のlaisdccのテスト用デコーダを販売開始

Next18はプラHO、Nゲージ向けですが、ダイキャストなHO向けのMTC21デコーダも取り寄せて販売開始しました。LokSound5 MTC21の装着前の確認にご利用頂く目的向けです。

なお、Laisdccの最新のカンフーシリーズなので、以前の不具合は解消されている・・・かもしれませんが、確認していませんので、あくまでも通常運用向けではなく、動作テスト用としてお使い下さい。

870019 MTC21 DCCデコーダ(カンフーシリーズ, 6ファンクション)

なんと、860008 MTC21アダプタボード(車両側)が付属して1980円!かなりお買い得です!

MTC21デコーダ簡易説明書

laisdccMTC21Dec_1.jpg
posted by yaasan at 07:41 | Comment(0) | 鉄道模型

2019年07月15日

さりげなくExpBoard for Tomixを販売開始

さりげなくExpBoard for Tomix HOをDesktopStationShopでリリースしました。

ExpBoarTomix_5.jpg

特に不具合は無いのですが、Tomix向けに使おうと思っていましたが、KATO向けExpBoard (NEM652, Next18)と比べて難易度が凄まじく高くなり(後述)、当初のコンセプトとズレが出ています。もはやTomix向け専用にExpBoardを続ける事は困難と判断し、売り切り価格の380円にしました。

理由は、恥ずかしながら、Tomix113系のM車のモータからの配線をミスってしまい、押しても引いても配線引き出しが絶望の境地におります。とりあえず箱にしまって113系HOなんて弊社の中に無かったことにしております。ExpBoard for Tomix HO(TMX)は、長さを半分以下に短縮化して、私がハマっている金属鉄道模型にも流用できるように、汎用性の高い形にリニューアルさせて頂きます。

なお、本ボードは、大きめに作っていることも有り、かなりゆとりを持ってパッドを設置しているので、Tomix HO向けだけで無く、Nゲージも含めて汎用にも使用できます。厚さ0.6mmなので、ハサミで切れます。
Laisdccの実験用デコーダとセットでお使いいただければ幸いです。

JIGE様から、加工のレビューも頂いておりますので、ここで掲載します。
JIGE_ExpBoardTMX_review.pdf

以下、説明書です。

InstructionTMXExp.png

説明書(PDF)

販売ページはこちら
posted by yaasan at 15:15 | Comment(0) | 鉄道模型

2019年07月13日

でんてつ工房 東武8000系(冷房改造・2両固定車)を買った その2

でんてつ工房の東武8000を完全DCC化する作業、その2です。その1はこちら

回路も分かったので、配線を切っていきます。
ヘッドライト・テールライトは、両極性専用になってしまっていて直せないので、DCC館の両極性変換基板が必要です。DCCデコーダの12V,Head,Tailを両極性の出力に変換する魔法の基板です。

dentetsu_tobu8000_cream_10.jpg

以下のようにしてDCCのライトファンクションを実現することにしました。
室内灯&行き先表示幕は、そのままできるので、AUX1に割り付けます。

dentestu_tobu8000_sch.png

■LokSound5のモータの設定

MBさんに伝授していただいた以下の設定(LokProgrammer)にすると、全くぎこちなくならずに動きました。
ACアダプタ電圧は、DSblueboxを使用して12Vと16Vの両方で確認。

LokProgrammer_SpdReg.png

たぶん、Slow Speed Settingsの部分(Reguration Paramter K Slow, Largest internal Speed Step)を0にしておくと、問題ないような感じです。この部分は、Largest internal Speed Stepで指定したスピードステップ(128または28、14のどれか)と停止状態(=0)の間で、PI調節器のゲインを変える機能のようです。

なので、これがBasicSettingsとバランスされるようにきちんと調整されていないと、低い速度のときだけガックンとなるわけです。LokSound5では、とりあえず0にしておけば安全かと思います。
posted by yaasan at 08:02 | Comment(0) | 鉄道模型