個人的には大傑作の
Education Platformですが、スゴさがほぼ伝わっていないようなので、ちゃんと宣伝したいと思います。
なお、実は”鉄道模型のビジュアルプログラミングシステム”は、私のアイデアではなく、DCC電子工作連合メンバーでもある
Lazyyoshiさんのアイデアを、より使いやすくシステムでまとめ上げたものであります。

■今までの自動運転
鉄道模型の自動運転システムについては、私は非常にこだわりを持っています。もともと、DCCの機器を独自に開発したのも、今、欧米を含むマーケットに、
自分が満足する自動運転のソリューションが存在しなかったことが、理由にあります。鉄道模型の自動運転をしたかったが欲しいものが無かった。だからハードウェアとソフトウェアを1から全て作り上げていったわけです。もちろん、様々な方の協力とアイデアの複合体であり、多くの方の協力に感謝します。
さて、今までの自動運転はどんなものか、
ここでも何度も取り上げていますが、大きく3つに分けました。
@ハードウェアのみでの自動運転システム
TNOSも含め、日本のアナログ鉄道模型による自動運転システムのほとんどは、この形態です。ハードウェアのボリュームを調整したり、貧弱なディスプレイ・LEDを用いたボタンによる設定で、自動運転を行います。基本的には、予め設定された動きのみを繰り返し動かすのみで、ユーザが自由に配線を組むことは出来ません。
アナログでは、これでも成立するのですが、DCCを知っている方から見ると、貧弱・低機能と見えてしまうことでしょう。でもこれが、今の日本の鉄道模型の自動運転システムの標準的な姿であり、笑えない実態であります。
さらに笑えないのが、これらのシステムは、DCCコマンドステーションよりも高価だということです・・・。アナログ鉄道模型の自動運転って実はコストが掛かる、高級な遊び方なのです。DCCが高いというのは完全な大間違いです。
代表製品: Tomix TNOS, ATORM, 技研 HOBBY倶楽部, ウッドマンクラブ他
Aディスプレイ搭載Linux・その他OSハードウェアによるシステム
ESUのECoS、メルクリンのセントラルステーション(CS,CS2,CS3)、UhlenbrockのInteliboxがあります。Linux等がバックで動いており、実質的な小さなパソコンを搭載したコマンドステーションによる自動運転ソリューションです。価格が高いですが、カラー液晶などを搭載していて、これだけで自動運転ができます。
ただし、機器は大きいケースがほとんどで、あちこち持ち歩いて自動運転・・・と言うのが実はちょっとツラい。家でじっくり遊ぶにはとても良い方式だと思います。ただし、パソコンと連動できない、もしくはできても限定的という点は気になっていました。
BPCベースの自動運転ソフト
PCのソフトはサードパーティーで、コマンドステーションをPCにUSB経由で繋いで制御する方式です。
オープンソース・フリーでは、JMRIやRocrailがあります。市販ソフトでは、
WinDigipet、Rail&Co等があります。欧米で自動運転をガッツリやる方は、このBの方法が標準的と言えます。ドイツ・ハンブルグにある有名なミニチュアワンダーランドも、この方式のシステムと言うことを聞いたことがあります。
これも、Aに近いものですが、PCをベースにしますので、周辺機材が増えるというのが欠点です。これも、持ち歩きはなかなかしんどいものがあります。
また、私がBのシステムすら採用しなかった理由は、ソフト自体があまりにも巨大で高機能すぎて複雑なことです。もっとシンプルに、サクッと自動運転プログラムができるものが欲しかった。インストールするだけでも苦労しますし、インストールが終わって起動直後の画面を見たら、やる気を失ってしまいました。
■DesktopStationが今まで提案してきた2つの自動運転ソリューション
DesktopStationは、DCC/MM2シールド(DSシールド)を用いた、@に近いArduinoによる自動運転のソリューションと、Bに相当するWindows用のDesktopStationSoftwareによるPCベースのソリューションの2つを提供してきました。
ArduinoはC言語のプログラミングで、ほぼ組み込みシステムですので難易度は高いです。なんでこれを最初に作ったかというと、私が組み込みシステムの専門家でもありまして、それほど苦でも無かったということがあります。私が専門家だから良いわけでも無く、あくまでも、最初のとっかかりとして仕上げたモノです。本命ではありませんが、今でもこの技術がベースでDSair2は動いてます。
DesktopStationSoftwareはWindows用ソフトで、それほど難易度も高くなく、かなりの多くの人に利用して頂きました。Bでは、ハードとPCソフトは別のメーカーが一般的で、垂直統合的にシンプルにまとまったモノが存在しませんでした。また、高機能すぎて、逆に分かりにくいというのも課題として見ていたために作ったシステムです。
ただ、もっと、DCCの自動運転の敷居を低くしたいという思いが強くありました。そこで、ずっとやりたかったものが、DSair2のプラットフォームを1年掛けてじっくり完成させたことでついに実現できたのです!
■
Education Platformのスゴさ
DSair2を買えばそのまま使用できる、
Education Platformは、
自動運転ができるのに持ち運びしやすい機器のシンプルさと、
自動運転プログラムの見た目のわかりやすさで、自画自賛しますが、以下の通りのポイントがあります。
・世界初!鉄道模型向けの唯一のビジュアルプログラミング環境用意されたブロックを組み合わせるだけで、鉄道模型の自動運転ができます!難しい命令を覚える必要もありません。標準的なプログラミングの仕組みを使っていて、プログラミングの学習としても利用できます。鉄道模型の自動運転向けに最適化された世界初のビジュアルプログラミングシステムです。Scratch等で鉄道模型を動かしたかった方、ぜひともお試し下さい。
・DCCとメルクリンモトローラ、アナログのトリプルに対応DCC・メルクリンとアナログのトリプルに対応したシステムです。こんな自動運転のソリューションもありません。DCCだけがデジタル鉄道模型でもありませんし、デジタル鉄道模型だけが鉄道模型の全てでもありません!もちろん、アナログ鉄道模型だけが全てでもありません。
3つの鉄道模型方式をサポートしているので、世界のどこにでも持って行って動かせます。
・スマホだけでもプログラミングDSair2は、操作ソフトがブラウザ上で動かせる唯一の鉄道模型制御システムです。専用のアプリが不要で、特殊な機器は不要。DSir2がWi-Fi親機になり、さらにWebサーバーになります。友達が持っているスマホがあっという間にスロットルになりますし、プログラミングツールにもなります。
また、
同時に複数のスマホやPCからDSair2に接続が可能です(最大5台まで)。実は違うスマホやPCであれば、Education Platformを複数起動することもできます。別々の車両を、複数のスマホで個別に自動運転プログラムで制御できます。
もちろん、誰かが通常のDSair2 Webアプリで手動運転しながら、Education Platformで自動運転をしても問題ありません。ただし同じ車両を両方から動かすと、どちらも操作が有効なので、意図しない結果になる場合がありますのでご注意ください。

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DSair2は、鉄道模型の遊び方を一気に革新させます。友達に遊んでもらうためには、別売りのアレが必要、インストールでコレが必要、なんという煩わしさはありません!
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7月15日までの大チャンス!
DSair2を新規お買い上げの際に、自分のブログまたはSNS上で「
DSair2で鉄道模型を動かすと楽しいね」のようなことを言ってくれる宣言をした方には、laisdccのDCCデコーダ(NEM652がデフォルト。Next18版が欲しい場合はその旨を必ず記載またはメールすること)をおまけで付けます!