2019年12月31日

オープンサウンドデータ ディーゼル3種+1を公開

2019年1月1日に開始したオープンサウンドデータですが、オープンサウンドデータミーティングも開催したりと、激動のあっという間の1年間でした。

と言うことで、クリエイターのご協力により、まさか最後の最後で4つの汎用ディーゼルエンジンDCCサウンドを一気に出して2019年を締めくくらせて頂きます。

たぶん、皆さんの大注目は第20弾のDMH17Hのエンジンかなと思います。キハ58等、名車のサウンドに使えるので、非常に使い勝手が良いです。ちょうど9月にKATOがHOを再販したことも大きいでしょう(ライトはLEDに変えないとダメですが)。

第19弾 一般型気動車 DMH17C 縦型エンジン
第20弾 一般型気動車 DMH17H 横型エンジン
第21弾 一般型気動車 DMF15HSA
第22弾 一般型気動車 DMF15HSA 晩年ワンマン仕様

dmh17h.jpg

dmh17c.jpg

dmh17h2.jpg

エンジン名ではよく分からん、という方には以下の通り、代表的なモノを並べておきました。またエンジン名で検索しても出てくると思います。

■DMH17C アイドリング音がゴロゴロ奏でるDMH17Cタイプ。

JNR キハ10, 20, 55等, 小湊鐵道 キハ200

■DMH17H アイドリング音がカラカラ音のDMH17Hタイプ。

JNR キハ81/82/58/52/45/35/23/28等

■DMF15HSA

キハ40 等

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DCCも普及のフェーズは既に達成し、数百人超のDCCを楽しむ愛好家の中でエコシステムをガンガン回すフェーズに移行しています。DCC愛好家がもっと楽しく遊べる環境作りを今後もしていきます。
posted by yaasan at 00:00 | Comment(0) | 鉄道模型

2019年12月30日

オープンサウンドデータ E233をアップデート

E353を作っているときに、気になった部分があったので、オープンサウンドデータE233 通勤型(中央線)をr9cにアップデートしました。

■変更点

・ブレーキ音を変更(キキー音)
・発車ベルをJR風のものに変更

その他、変更はありません。

E233_2.jpg
posted by yaasan at 21:54 | Comment(0) | 鉄道模型

2019年を振り返る

1日早いですが、31日はやることが多いので今日書きます。

長かったようであっという間の2019年でした。近年は、いろいろ嫌なことが複数重なってろくな事がありませんでしたが、2019年、今年については非常に濃い成功の年だったと思います。
オープンサウンドデータに協力して頂いたクリエイターの皆様、DCC電子工作連合のメンバーをはじめ、DCCという枠組みでユーザーも含め、みんなで協力して環境構築を進めて来れたと確信しております。

今年の写真1枚を表すならば、オープンサウンドデータミーティングでしょう。

OSD2019summer_1.jpg

と言うことで、毎年恒例ですが、答え合わせです。2019年1月1日には、以下のことを言ってました。

・DCC同人誌2019 Springを3月に発行。部数は1000の予定。DCC同人誌2019 Autumnを10月に発行したい。
・オープンサウンドデータの第二弾、第三弾を次々に実施する。電車、ディーゼルは入れたい。
・DSairで国内のコマンドステーションシェアを広げる
・海外販売を強化する。海外向けはebayに統合し、商品登録を準備でき次第、実施する。
・DSmainAir(DSmainR5.2)をリリースする。大容量版DSair。
・DCC電子工作連合、リエゾンしているDCCグループと共同で鉄道模型市への出展。国内のDCCグループとの連携・提携を強化する。

答え合わせをすると、以下のような感じです。

・DCC同人誌2019 Springを3月に発行。部数は1000の予定。DCC同人誌2019 Autumnを10月に発行したい。
→Springで発行ストップしてしまいましたが、来年には久しぶりに発行予定で準備を開始しました。DCC電子工作連合のメンバーには記事執筆を依頼しました。その他、有志の方を交えて、DCC愛好家のための冊子としてまとめていきます。

オープンサウンドデータの第二弾、第三弾を次々に実施する。電車、ディーゼルは入れたい。
→気づいたら第22弾まで行ってしまった。電車もディーゼルもできました。クリエイターの皆様には本当に感謝です。感謝以外の言葉が見つかりません。VVVFでモダンな通勤電車サウンドがどうしても欲しくて、気づいたら自分もオープンサウンドデータのクリエイターになってしまった。オープンサウンドデータは、まだまだ強化すべき課題がたくさんあります。来年もやっていきます!

・DSairで国内のコマンドステーションシェアを広げる
→今までのコマンドステーションでは、一番出ているものになりました。唯一無二のコンセプトということも大きいかなと思います。これも、オープンサウンドデータが押し広げてくれた事が非常に大きいです。

・海外販売を強化する。海外向けはebayに統合し、商品登録を準備でき次第、実施する。
→未達成。海外販売は結局ほとんど出荷できず。

・DSmainAir(DSmainR5.2)をリリースする。大容量版DSair。
→需要がかなり小さく、開発に踏み切れず。DSair2の強化に集中してしまいました。期待していた方は申し訳ありません。ただ、どうにかしたいとは思ってます。

・DCC電子工作連合、リエゾンしているDCCグループと共同で鉄道模型市への出展。国内のDCCグループとの連携・提携を強化する。
→従来のウチのユーザーさんのクラブに加えて、オープンサウンドデータを軸に、様々なグループとの連携が構築できたと思います。ホビセンイベントの開催でも、各サークルの皆様に協力頂き感謝です。

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想像以上に日本型DCCサウンド(オープンサウンドデータ)というキーワードを軸に、DCCのコミュニティの層が数年前と比べて大幅に厚くなった年だと思います。人数も相当増えてますが、人数だけで無くDCCコミュニティに加わった方々の厚みも凄いと感じました。全部では無いとは思いますが、DCCに興味を持っていたユーザーにはかなり行き渡ったと考えています。つまり普及のフェーズから、このDCC愛好家の中でエコシステムをどんどん回すフェーズに移りつつあるということなのかなと感じている次第です。

一方で、残念ながら、日本型DCCは万人向けというわけではないので、一部の愛好家に限定されてしまう弱みもありますが、その難しさの対価として得られる鉄道模型の旨み・美味しさが半端ないです。この難しさの壁を突破する意思のある方々をサポートする環境作りが重要となっていくでしょう。

私自身は、DCCのエコシステムをひたすら回す裏方にまわり、DCC普及活動や初心者の方へのアドバイスやデモンストレーションなどは、有志に委ねるという棲み分けにしていくことになろうかと思います。

裏方として考えると、まだ、やることは山ほどあると思っています。アイデアや技術をコツコツと積み重ねて、製品を作って、もっと楽しいDCC環境を構築していきたいと思います。日本のDCC環境は、ユーザーが主役・主体となって、世界を引っ張れるくらいに急激に技術面も製品面も進化してきていて、今後もユーザー主導で進んでいくでしょう。

この1年、皆様の協力でここまで来れました。来年も引き続きよろしくお願いします。
posted by yaasan at 07:44 | Comment(0) | 鉄道模型

2019年12月29日

MP3デコーダN18を見てみる

Nagodenさんが開発中のMP3デコーダN18の試作品を頂いたので、レビューしていきます。

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posted by yaasan at 09:33 | Comment(0) | 鉄道模型

2019年12月26日

IMONの鉄道模型速度計測装置(スピードメーター)を買ってバラした

IMONの鉄道模型速度計測装置(スピードメーター)を買ったので、早速分解してみました。
DCCサウンドの作成のために、基準となるスピードを予め決めておく方が作成しやすいです。加速についてはデフォルメしますが・・・。

箱。

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中身は説明書と、microUSBタイプのACアダプタ。もちろん、携帯充電器やモバイルバッテリも使えます。

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なんか肌触りが基板っぽいなあと思ったら、なんと筐体は基板でした。3枚構成で、プラの治具で固定されています。基板と基板は、基板対基板のコネクタで接続されてます。ご丁寧にコンデンサで電源ラインを強化してあります。

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すぐ取れることで悪名高いmicroUSBコネクタを使ってるので、ホットボンドで補強するため分解しました。

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補強後。

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マイコンは、なんとATMEGA328P-PU。他の部品は表面実装なのに、これだけDIP。と言うことは、もしかしてArduino UNOで試作を作って、そのまんま量産まで行った??何故か発振子もDIPタイプ・・・。表面実装の方にすれば、もっとスリムにできたのにと思いますが、まあ、深く詮索しないことにします。

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DCジャックのパターンがあるので、microUSBにするかどうか、どっちでも良いようにしているみたいですね。

microchipのI2C IOドライバ(23017)が3つあるので、7セグの操作をI2Cで動かしてるのはすぐ分かります。ATMEGA328Pで直接ドライブしたら5個の7セグ操作できませんからね。と言うことで、回路構成はすぐに想像できます。同じものを作ろうと思えば作れますが、こんな綺麗に製品の形にできないので、25000円と高いですが、作るより買った方が絶対安いと思います。

早速、若手社員が使ってますが、普段の遊ぶスピードが速すぎることがよく分かりました。E233を160〜200km/hでぶっ飛ばしているので、いつから中央線はそんなに速くなったんだと驚いているところです。

IMON_Speed9.jpg
posted by yaasan at 19:00 | Comment(3) | 鉄道模型