2020年01月25日

オープンサウンドデータ キハ261 rev.4

キハ261で遊んでいたところ、いくつも気になるところに気づいてしまったので、対策を行いました。
アップデートしないと先日言いましたが、2つも気になるところが追加されましたので、修正しました。

■変更点

細かい修正となります。

・停止からの走り出しが遅いのを修正(-4秒短縮)
・加速中に減速するとおかしな動きとなるので、加速中に減速すると強制的にアイドルに戻るようにシーケンスを見直し
・加速音の音量バランスがおかしいバグを修正
・F2にAUX1(室内灯)が割付いていたバグを修正。F1にAUX1を割付直した。

■加速中の減速対策

サウンドのシーケンス上、一度加速すると数秒〜7秒程度、加速音がグオーンと鳴ります。しかし、この間に減速をしても、サウンド自体はすぐには反映されません。ただし速度は減速を始めます。

つまり減速中なのに、加速音と排気ブレーキの音が同時に聞こえる意味不明な状況になります。

そこで、加速中に減速したら(acc<0)、すぐにアイドルに戻すシーケンスにしました(Immediatelyで遷移)。

kiha261_acc4.png
posted by yaasan at 08:51 | Comment(3) | 鉄道模型

2020年01月24日

オープンサウンドデータ キハ261の走り出しが遅い件

オープンサウンドデータ キハ261において、停止からの走り出しが遅い件ですが、rev.1〜3のシーケンスの設定にバグがあったので、以下の通り修正をお願いします。当面、アップデート予定はありませんが、今後のアップデートの際には以下の修正項目はこちらで反映させます。

LokProgrammerでキハ261サウンドデータを開きます。Soundタブで、スロット1をダブルクリックして開きます。

kiha261_acc1.png

矢印のブロック(停止から加速するサウンドのシーケンス部分)をダブルクリックして開きます。

kiha261_acc2.png

真ん中のブロックをクリックして選択した後、左側の設定画面のスクロールバーを下の方に移動すると、drivelockというチェックボックスにチェックが入っているはずです。このチェックを外します。

kiha261_acc3.png

これで保存すれば作業は完了です。

停止から加速するガラガラ音を鳴らしているときに、停止状態でロックするように設定されていました。このブロックは約4秒のサウンドを鳴らすので、4秒間、ガラガラいっているのに走り出さないという症状になってました。

キハ261は加速が良いとのことなので、このチェックボックスを外せば、軽やかに発進していきます。
もともとこのサウンドデータは、DMH17Hをベースに作ったので、ガラガラいっても走り出さない昔のディーゼルエンジン音のようになってしまってました。

posted by yaasan at 06:26 | Comment(0) | 鉄道模型

2020年01月22日

ワンコイン for TOMIX HO 試作版をキハ261に入れた その2

ワンコインで有名なDCCメーカー Nucky製のワンコイン for TOMIX HO 試作版をキハ261に入れたの続編です。

今回は、F1を室内灯に割り付けて動くように、MOS-FETを実装しました。

前回の基板を取り出して、FETのICを取付けるのと、SJ1のジャンパを切り替えます。

onecoinTmx_24.jpg

ライトユニットは同じですが、コネクタをロープロファイルのものにしました。

onecoinTmx_20.jpg

前回は、キロ261形1100番台(函館方)に、ワンコイン for Tomix HOを入れたのですが、今回は、キハ261形1200番台(札幌方)に入れます。実はこちら、キロ261とは基板を逆に入れないといけません。床下からの銅板の飛び出している部分が逆なためです。ワンコイン for Tomix HOは、ちゃんとこれも考慮されているので、配線の引き出し箇所を逆にすれば問題ありません。

onecoinTmx_21.jpg

onecoinTmx_22.jpg

天井をあけて、床下からの銅板ときちんと接触させます!

onecoinTmx_23.jpg

CV設定は以下の通りです。CV設定はワンコインデコーダ4のCV説明ページを見てもらうと良いですが、未使用時はダミーで適当な値をセットするというところがポイントです(赤字で書かれてます)。

CV30=2
CV33=1 (16にするとちゃんと動かないので注意
CV34=0
CV35=1
CV36=0

これで、ライト設定は完了です。ハンダ付けや、ファームウェア書込みが正しく行えていれば動くはず!
posted by yaasan at 21:47 | Comment(0) | 鉄道模型

2020年01月18日

オープンサウンドデータ キハ261 rev.3と外部MP3ファイル

オープンサウンドデータ キハ261のデータをアップデートしました。

また、今回から、駅アナウンスや車内アナウンスをDSair2のサウンド再生機能を組み合わせるための、MP3データの配布も始めました。

kiha261.jpg

■変更点

・アイドル→加速、加速→アイドルの音の改良
・F2を電子警笛に変更、短警笛をF3に移動
・AUX1をF1に連動
・加速シーケンス見直し(意味の無いフローがいくつかあった)
・減速シーケンスで、急減速排気ブレーキ音を80/255以上の速度に限定
・他

■外部サウンド

DSair2の特徴である、FlashAirカード内のMP3ファイルを再生する機能を活用できます。正直、デコーダの中にサウンドを入れることは正しいことなのか、悩むことが多いと思いませんか?
DSair2はスマホからFlashAir内のMP3ファイルを瞬時にダウンロードしていつでも再生する機能があります。キハ261の車内アナウンスや駅アナウンスを、ここでカバーしようということをチャレンジしたいと思います。

とりあえずビデオ。



まず、パソコンにFlashAirを差し込みます。

kiha261mp3_0.jpg

オープンサウンドデータのキハ261のページに置いてあるMP3ファイルのZIPをダウンロードし、解凍します。解凍したら、FlashAirカードの中にフォルダを作ります。

kiha261mp3_1.png

MP3ファイルを以下のようにコピーします。

kiha261mp3_2.png

コピーが終わったら、安全な取り外しをして、DSair2に差し戻します。Webアプリで起動したら、いつもの画面が出てくるはずです。その後、スピーカーのアイコンをタップします。

kiha261mp3_3.png

すると、先ほど作ったフォルダ"キハ261"が見えるはずです。これをタップします。

kiha261mp3_4.png

コピーしたMP3ファイルが表示されます。これをタップすると、再生が開始します。

kiha261mp3_5.png

このようにして、スマホから簡単に、いろいろな音を出すことができます。もちろん、Bluetoothスピーカーを用意すれば好きなところから音を出すことができます。

キハ261では、DSair2と組み合わせた、サウンド体験を提供したいと思います。
posted by yaasan at 20:03 | Comment(0) | 鉄道模型

ワンコイン for TOMIX HO 試作版をキハ261に入れた

Nuckyさんから、レビュー用にワンコイン for TOMIX HO 試作版を頂いたので、早速Tomix HOのキハ261の先頭車に入れてみました。

ワンコインデコーダは、サイズワンコイン、価格ワンコインがコンセプトの電子工作ユーザー向けのDCCデコーダです。自分で作る事で世界最安でDCCデコーダを大量に増やせることが特徴です。部品は、ほぼ全てが秋月電子で購入可能です。つまり、部品をストックしておけば、細々とした用途では、DCCデコーダに困る事は無くなるわけです。

さて、この基板は、トミックスのHO向け室内灯のコンパチサイズになっており、室内灯の機能(AUXか強制点灯か選べます)も入ってます。デコーダの置き場所の心配が無いというのが、最大の特徴です。というか、トミックスのHOの室内灯向けデコーダは、世界でコレだけじゃないですかね。

onecoinTmx_1.jpg

まずはPICマイコンをハンダ付け。

onecoinTmx_2.jpg

PICマイコンを半田付けしたら、ファームウェア(ワンコインデコーダ4シリーズ向け)を書き込みます。使用したのはスマイルライター COMBO Type P!書き込んだファームウェアは、現在の所の最新のVer0.94betaにしました。

onecoinTmx_3.jpg

※ワンコインデコーダへのファームウェアの書込み方は、こちらを参照ください。

残りの部品を半田付けします。基本的にはワンコインデコーダ4と同様ですが、AUXで室内灯などを付けるためのFET ICが追加され、LEDや抵抗があるので、そのハンダ付けもします。ここでは、FETが無いので省略しました。

onecoinTmx_4.jpg

キハ261側も改造していきます。

onecoinTmx_5.jpg

両極性対応のデコーダなので、そのまま引き出します。

onecoinTmx_6.jpg

GLAYとORANGEに両極性のヘッドライト・テールライト配線を繋げます。そして、室内灯のところにデコーダをはめ込みました。

onecoinTmx_7.jpg

明るさはこんな感じ。デコーダ1枚だけで、室内は十分に照らされてます。

onecoinTmx_8.jpg

実はこのままでは、ちゃんと動きません。CV設定が必要。CV設定は、CV30=2,CV33=16,CV34,35,36=0としました。ワンコインデコーダ4のF0 両極性モードです。

ヘッドライト・テールライトの確認です。まずF0をOFFにしたとき。

onecoinTmx_11.jpg

次にヘッドライト(進行方向は正)。

onecoinTmx_9.jpg

テールライトを付けたとき(進行方向逆)。

onecoinTmx_10.jpg

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Tomix HOのDCC化に、このワンコイン for Tomix HOは革命的なコストパフォーマンスを提供することは言うまでもありません。Tomixの純正のHO室内灯よりDCCデコーダが安い!!
posted by yaasan at 13:26 | Comment(1) | 鉄道模型