年末に購入した、周波数分析してサウンドを編集できるソフト SpectraLayersProを使って、DCCサウンド向けに収録した音の加工がサクサクできてしまったので、その機能の使い方を紹介したいと思います。
まず、起動直後。

ここに、収録したMP3ファイルやWAVファイル(レコーダーで録音したナマのサウンドデータ)をD&Dか、メニューから開きます。E5系の走行音から、ちょうど連結部の音が入り込んだモノを用意しました。
E5_test1.wavAudacityで開くとこんな感じです。

開くと、モヤモヤしたものが出てくると思います。これが、サウンドデータを周波数別に表示したデータになります。音がなんで周波数別にできるのかは、小学校や中学や高校の理科の授業を思い出して頂ければ。

ここで、音を再生して下さい。雑音がいくつかあるのが分かると思います。

見ると、怪しい縦の筋がいくつか見えると思います。このソフトは、特定の範囲だけを再生することができます。範囲選択ツールを使って、縦の筋を囲んで再生ボタンを押して下さい。縦の筋の音付近が聞こえるはずです。

この縦の筋が雑音で、消した方が良いことは見えてきました。どう消せば良いか、悩みます。いくつか方法はあるのですが、一番良いのはスタンプと思いますので、スタンプツールで消していきましょう。
まず、PickSourceボタンを押してからスタンプする元の場所を選びます。スタンプのサイズや縦横の比率は、上のツールメニュー(Size, Aspect Ratio)で選べます。




まずはスタンプで綺麗に消せました。
スタンプ以外には、縦の選択ツールと、マジック選択ツールが使えます。選択後に、Deleteキーを押せば、その範囲を除去できます。

マジック選択ツールは、混ざり込んだ雑音を消すのにちょうど良いです。

とりあえず、これを駆使すれば、データの作成ができます。最終的に綺麗にしたモノが以下です。縦の筋を全て除去しました。

完成したサウンドデータ:
E5_testAfter.wavあと最後に保存の時の注意事項を。WAV形式で保存する場合は、Int 16bitにして保存して下さい。Float 32bitなども選べますが、LokProgrammerでは開けません。また、Spectra Layers Proだけでは、前後のカットなど、使いにくいので、Audacityで最終的な仕上げをする事になると思います。
posted by yaasan at 09:39
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