2020年04月25日

DCCサウンドの作り方 その10

また小休止。たぶん、ついて来れてない人がたくさんな気もするので、コンピュータを編集するまでの前提知識についての説明をしていきます。

音を録音する、再生するとなると、たぶん、昔ながらの方はカセットテープかレコードになるかと思います。これらはいわゆるアナログの記録手段です。レコードは振動する針で板に傷を付けて、音を書き込んだり、もしくは逆に針の振動を大きくして鳴らすことで音が出ます。

じゃあ、最近のCDやMP3プレイヤーや、MDとかのデジタルな録音手段ってどうしているのか?それは、音をある時間で切り刻んで、一つ一つを数値として記録しています。これを、サンプリングと呼びます。デジタルは、全て、このサンプリングを使ってアナログ(物理現象や状態)をデジタルにします。

LokProgrammer_Begin_1.png

なので、この音を切り刻む細かさ(サンプリング数)と、数値にするときの細かさ(分解能)が重要となります。CDは、44.1kHzのサンプリング数と、16bitの分解能となってます。

模型では、LokSound5は37.5kHzというサンプリング数なので、これ以上で収録しておけば問題ありません。今のどきのスマホは当然のように、このサンプリング数で録音できますので気にすることはありません。

それよりも収録の際に、収録テクニック意外に録音の設定で重要なのは、「圧縮方式」と「圧縮率(レート)」となります。通常のレコーダですと、WAV(WAVE形式)と、MP3の2つがメインとなるかと思います。スマホだと、mp4(MPEG4 AAC)だけの場合もあります。

20年近く前は圧縮方式の戦国時代で、RealAudio(RA)とかOggVorbis等、いろいろありましたが、今はmp3とmp4が主流です。mp3は2017年に特許が切れたので、以前はいろいろ特許問題がありましたが、今は自由に使えます。

WAVで保存できる場合は、それに越したことは無いですが、容量が凄まじく消費する(60分で600MB)ので、MP3やMP4等で録音されるケースもあるかと思います。圧縮しても、圧縮率(レート)だけ気をつけて頂ければ、大きな支障はございません。



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DCCサウンドの作り方 その9

今回は、説明が足りてなかったVVVFの惰行、加速、減速についてブロック図を説明します。とは言っても、ディーゼルよりはシンプルな動きです。

VVVF走行音は、サウンドスロットを以下のように3つを使う事になります。それ以外にもドア開閉音やブレーキ緩解・緩め音などいろいろありますが、タイミングに応じてマッピングで設定しておき、同時に鳴らすという動作だけなので、走行音とは別に作っておくこととなります。

Audacity_VVVF0.png

まず惰行音。ファンクションオフ、停車、走行の3つのブロックに大まかに分かれます。走行の部分が一番大きいですが、やってることは、走行風や台車のうなりを速度に応じて高くしたり低くしたり、大きくしたり小さくしたりしているだけ。

LokProgrammer_VVVF_1.png

ブロックに分けて示すと以下のような感じです。一番重要なのは、加速と減速の部分が分かれてるところです。つまり、加速しているとき(スピードが上がる)は、上の方のブロックが使われて、減速しているとき(スピードが下がる)ときは、下の方のブロックが使われます。

LokProgrammer_VVVF_4.png

加速の赤枠の中に入っている物には、以下のようにMappingに加速のサウンドスロットを割り付けます。
そうすることで、加速中は必ず、加速のサウンドが鳴るようになります。

LokProgrammer_VVVF_5.png

加速のサウンドスロットは以下のブロックです。編集方法は、その4で説明してます。サウンドスロットは別ですので、加速の範囲に居る場合は、速度に応じて加速のサウンドが惰行音と同時に鳴ります。

LokProgrammer_VVVF_2.png

減速は、減速の赤枠のブロックのMappingで、以下のように減速のサウンドスロットを割り付けておきます。

LokProgrammer_VVVF_6.png

割り付ける減速のサウンドスロットの中身は以下の通りです。

LokProgrammer_VVVF_3.png

なお、停車の時にキキーとかプシューとか音を出すのは、以下のようにD-Sブロックで実装しています。このブロックで、他のサウンドスロットで作り込んである音を鳴らすわけですが、鳴らすタイミングは矢印にあるreq=0 & spd <= 5とあるように、速度が5/255以下になったら鳴るようにしてます。この数値は、音の長さとか車両の癖とかもあると思うので、ケースバイケースで決めていきます。

LokProgrammer_VVVF_7.png

という感じで、VVVFのサウンドを鳴らすことができます。電車は全般的に、上記の作り方となるかと思います。
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