2020年05月25日

SwissMicroのDM42を手配した

10年以上、ご無沙汰してましたが、仕事で使っているhp電卓(hp35s, hp50g)がだいぶへたってきたので、新調すべく、代替品を探しておりました。

hp電卓・逆ポーランド記法の電卓が大好きで、DesktopStationを始める前にはこんなページを作ってました。

探すと同時にRPN電卓熱がまた上がってきたので夢中で調べましたが、当時は怪しいと書いていた現在のSwissMicroは、今では普通の逆ポーランド記法の電卓メーカーとして、日本のファンを魅了しています。

本家のhp電卓は無いのかと調べましたが、もう新品は在庫限りでプレミアムが付いていました。他は中古品ですが、定価よりも高い始末です。

これならエイヤと、SwissMicroの商品を買うことに決めました。その中でも、2017年に出たSwissMicroのDM42を購入する事に決めました。これは、hp42sというベストセラーな電卓で、日本でも根強い人気だったようです。私が興味を持った2007年〜2008年頃は復刻版としても出ておらず、私も欲しかった一品です。

コンパチ品ですが、最新の技術でリニューアルされているわけでありますし、買うしか無いなと思い早速手配しました。1台、199CHF・おおよそ22000円です(2020年5月末レート)。どうも、レビューサイトを見ると、以前よりも少し値段が下がったようです。

なお、他にモデルがあります。組み込みなプログラマだと、DM-16cは必須でしょう。16進計算がアッサリ出来るようになってます。

参考にしたDM42のレビューサイトは以下の通りです。

SwissMicros DM42 - 電卓喫茶
HP電卓病が悪化してDM42を買っちゃった
SwissMicros DM42が届いたのでfirst impressionなど
スイス製RPN電卓 DM42
posted by yaasan at 22:08 | Comment(2) | 鉄道模型

DCC同人誌 2020年ゴールデンウィーク号を発行

大変長らくお待たせしました。

DCC同人誌 2020年ゴールデンウィーク号を発行しました。バラエティ豊かな記事が並んでおります。ぜひとも内容をご確認頂ければ幸いです。

ダウンロードはこちらから。

記事を投稿頂いた執筆者の皆様には、御礼申し上げます。

DCCMAG_2020GW_1.png

■目次

DSmainR6の紹介
ExpBoard YPの紹介
DCCでリバース線を楽しもう!
ExpBoard(N) EC-Slim、SLシリーズのご紹介
Petit シリーズのご紹介
ArduinoNano DCCShieldで始める鉄道模型!
DCCでのポイント制御
BEMO RhB 車両のDCC化
KATO EF81 DCC化
コアレスパワートラックをDCCサウンド化!
KATO旧製品の前照灯をLED化する
通電カプラーの自作
DCC運転ならではのレイアウトプラン
posted by yaasan at 10:15 | Comment(0) | 鉄道模型

2020年05月24日

WioTerminalを使った新コマンドステーションの検討

FusionPCBでお馴染みの、Seeeedstudioから、今年の4月に発売されたM5 Stack対抗のLCD付きデバイスであるWioTerminalを入手したので、早速、DCCコマンドステーションを検討してみました。

結論からすると、DCCの用途向けとして考えると、M5Stackは前世代のものになってしまった。WioTerminalの方が良いというところです。

M5Stackとの大きな違いは以下の通りです。

・ラズパイの拡張コネクタ(40pin)と互換

面白いところに着目したなとビックリです。Arduinoと互換するより、WioTerminalの性能や機能だと、ラズパイの拡張コネクタの方がしっくりくるのは完全に同意です。

・Seeedstudioが推し進めるGroveモジュールに対応

ただのI2Cをベースにしたコネクタ規格です。キーボードとかセンサーがたくさん出てるので、カスタマイズして面白いものにアレンジできると思います。

・マイコンが自由に使える

M5Stackは、ESP32のWi-Fiモジュールの内部マイコンを使って頑張ってソフトを実装しますが、WioTerminalはMicrochipのATSAMD51 CortexM4 120MHzのマイコンがホストMCUとして自由に使えます。Wi-Fiモジュールは蟹さんマークでお馴染みのRealtekの物ですが、こちらの内蔵マイコンは基本的にタッチする必要はありません。
しかもこちらは、マイクロコントローラです。ESP32側はアプリケーションプロセッサ。IOの制御などの精度や応答性は圧倒的に劣ります。また、ESP32はWi-Fiの処理も同居しているので、いろいろと制限されており、できることは意外と制限されてました。

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ということで、DSair2のファームウェアをベースに、WioTerminalへの移植をしてみました。
Wi-Fi機能は削除してます。今のところ、WioTerminalのWebサーバー機能があるのか、そもそもできるのかは不明なので対応しません。単独運転操作とPCからの制御の2つに絞って動かしていきます。

WioTerminal_2.jpg

DCCパルスを出すテスト。58usと105usで、問題ありません。まだWioTerminal用の基板を作ってるわけでは無いので、モータドライバ無しの3.3Vレベルです。

20190805110508.png

20190805110449.png

WioTerminalをコマンドステーションにするための基板の外形図を作って見ました。もうちょっと練って、基板を試作したいと思います。ボタンやLCDが付いてるので、エンコーダだけ付けておけば、一通りのことはできそうです。

AW_r0b_DSwio.png

一応スケッチを置いておきます。まだDesktopStationのシリアルコマンドしか反応しません。

DSwioFirmware_20200524.zip
posted by yaasan at 17:09 | Comment(0) | 鉄道模型

コマツのディーゼルエンジン

オープンサウンドデータのデータ強化に、今一番力を注いでいます。と言うのも、航空便が大幅に減ってることで、量産における基板製造が上手くいかないことから今後のコマンドステーションの戦略が大幅に遅延している事が原因ですが・・・。こちらについては、DSair2の再生産と、WioTerminalベースの次世代機、DSmainR6の3つで対応していこうと思っております。

また、DCCにはいろいろな楽しみ方があり可能性は無限大であるのですが、たぶん一番、最初に注目されるのはDCCサウンドであろうと思います。最初に注目されるものが魅力的であることが、DCCのイメージを作ることになります。魅力的なサウンドデータが必要十分、つまり多くの人にとって好きな車種のサウンドデータがあるという状態にあれば「DCCサウンドやってみようかな」という気持ちになるわけであります。

さて、サウンドデータ強化について、いろいろ調べると、ディーゼル走行サウンドを作ると同じエンジンの車種に横展開できることが分かってます。特に、コマツのディーゼルエンジンに絞ると、西日本を中心にかなり広まっていることが見えてきます。DMF11(SA6D125H)とDMF15HZ(SA6D140HE)という2つになります。

ディーゼル車は、多くが単行から2両〜3両と、HOでもお財布にも場所的にも都合が付きやすいです。
スピードを遅めにすることで、単純往復や、ポイントを数個置くだけでも結構楽しいです。

SA6D125H (DMF11)

・智頭急行 HOT7000系
・四国2000,N2000,TSE →四国の方に依頼中。その他有志の参加も歓迎。
・北近畿タンゴ鉄道 KTR8000系
・JR北海道キハ281系,283系

→先日のHOT7000サウンドの公開で、上記の車種のドア開閉音やブレーキ緩め音等を収録することでDCCサウンドデータの追加が可能。

hot7000_1.jpg

SA6D140HE (DMF15HZ)

・JR西日本 キハ187, キハ189
・JR四国 2600系, 2700系
・JR東日本 E120,E130系

→ディーゼルサウンド収録作業を検討中。

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古いディーゼルエンジンの主要なもの(DMH17,DML30HSE,DMF15HSE)は、既にオープンサウンドデータ化されております。キハ261系の新潟鉄工所(IHI原動機)ベースのDMF13HZも対応済みです。ここに、コマツ系エンジンを追加することで、より多くの日本のディーゼル車のDCCサウンド化を実現できるわけです。

残るは、JR東海系で使われるカミンズのディーゼルエンジンですが、こちらも順次、有志の協力の下、収録して対応して参りたいと考えております。
posted by yaasan at 09:46 | Comment(0) | 鉄道模型

2020年05月23日

エクスペリメンタルサウンドデータ SA6D125H 智頭急行 HOT7000 ディーゼル特急

エクスペリメンタルサウンドデータ(オープンサウンドデータに出す前の実験版)として、コマツSA6D125Hディーゼルエンジンを使用した智頭急行 HOT7000をモチーフにしたディーゼル特急サウンドデータを作成しました。

関西を代表するディーゼル特急・ディーゼルエンジンのサウンドをお楽しみ下さい。

hot7000_1.jpg

動画:


■ダウンロード

DOWNLOAD (16MB, rev.0c, 2020年5月23日更新)


■ファンクション一覧

F0 ヘッドライト・テールライト
F1 サウンド(機関始動)
F2 電子警笛
F3 室内灯(AUX1)
F4 ATS
F5 非常ブレーキ
F6 なし
F7 音量調整
F8 レール継ぎ目音
F9 機関試験もどき(停車時)
F10 フランジ
F11 発車合図ブザー
F12 ドア開閉・手笛
F13 ドア開閉・ベル1
F14 ドア開閉・ベル2

■音源提供・謝辞

以下の皆様から音源データの提供、技術提供を頂きました。厚く御礼申し上げます。

パシフィック231様、MB様、栃木総合車両所様、勝田工房様
posted by yaasan at 20:46 | Comment(0) | 鉄道模型