2015年06月27日

Bluetooth対応の評価完了

DSmainR4からサポートを予定しているBluetooth対応ですが、いろいろと実験などを行って、複数のPCの内蔵Bluetooth機能を使って評価してますが、特に問題なく動作できてます。

・2時間連続のBluetooth SPP(シリアル通信プロファイル)でDesktop Station〜DSmainを通信し続けてフリーズ・エラー無しを確認。ただし、部屋の端から、他の部屋の端同士でつなげると接続できない場合あり。見通し距離でないとつらいと思われます(あくまでアンテナの位置によりますが)

・DSmainR4に接続できるモジュールは、現状ではマイクロチップのRN-42のみしか対応できていることを確認できていません。国内外問わず入手もしやすいので、これを標準的に使用していきます。その他のモジュールでも動作すると思いますが、デフォルト値等が異なる場合があり、そのままで動くとは限りませんので、ご注意ください。

・DSmain R4は5Vレベル、Bluetoothモジュール(RN-42)は3.3Vで、大丈夫なのか。

普通はレベルシフトICを使います。副業の仕事だったら100%使います。
しかし、DSmainはコストの限界と作りやすさを目指しておりますので、限界レベルを見極めて設計をしております。以下、小難しい話です。要約すると、「何らかの影響による大幅な部品劣化がなければ問題ない回路になってます」です。

Arduino nano互換ボードにあるCH340Gは3.3Vレギュレータを内蔵しているので、3.3Vを出力できます。これをBluetoothモジュールの電源に使用しています。また、DSmainR4→RN-42は、抵抗分圧をしています。1Mbpsレベルだと波形歪みが懸念されますが、速度は115kbpsなのでまあ大丈夫だろうと楽観的に考えております。RN-42からDSmainR4については、RN42からの出力信号は3.3Vです。ATMEGA328Pの入力仕様は、VIHで0.6*Vcc(一般的なしきい値は0.7なので10%も低くなってる!!)なので、3.0V(標準)ということで、RN42の電圧がよほど下がらなければ、大丈夫そうです。限界は、3.3Vレギュレータの精度範囲で言うと9%電圧低下が限界ラインです。逆に、DSmainR4の5V電源の上側の上昇を考えると、5.5V(+10%)が限界ラインです。ということで、相当劣化が進んだひどい電源にならなければ、4〜5年の利用なら全然OK、20年後はどうだろうね、という感じになりそうです。

真夏の車の中みたいなやたら暑いところに放置や、定格近い電流をじゃぶじゃぶ流し続けていたら痛みも早いですが、DSmainR4の電源周りの設計には、安全率を2倍超と高めにしているので、基本的な使い方は問題無いと思います。

・Androidアプリの開発を検討中ですが、開発環境整備や開発言語の学習もあるので、すぐには用意が難しい状況です。気長にお待ちください。

posted by yaasan at 19:32 | Comment(0) | 鉄道模型
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