2016年05月12日

副業先が客に要求されているとんでもないこと

副業先でアルバイトに励んでいたところ、とんでもない資料が回ってきました。顧客からのコスト要求資料なのですが、とんでもない数字が書いてありました。

「開発中の新製品の価格は、性能は120%向上しながら現行機種の10%オフで、なおかつ外付けの追加基板を無償で取り付けること。」

計算式にすると、1 + 1 = 0.9です。

性能と10%オフは、よくありそうな話なので、想定の範囲内ですが、問題は追加基板で、これはアルバイトの私が開発担当しているものです。私以外に、ソフト屋さん2名と回路設計屋さんの1名の合計4人で作っています。かかっている開発費は、東京の郊外の家1軒分くらいでしょうか。基板の原価は、学生向けの居酒屋コース1回分くらいです。

他の競合会社は、2万円や4万円で売っている商品ということは分かっています。ちなみに現行機種は2万円で売っている商品です。つまり今、客に売っている機器より相場の1〜2倍近く高い基板なのです。何故高いのかは理由は簡単で、ごく一部の顧客にしか売れない、特殊な基板だからです。ただ、年々、各国の規制が厳しくなっているため需要は伸びてます。

開発の当初から、大幅に安くするのが重要というのは分かっていたので、画期的にコストを半額未満にするための新技術を開発し、部品メーカーとも交渉したり、認証会社ともやりあって納得させ、特許も取り、全て段取りまでしたのですが、さすがに無料提供となると、その技術も無駄になります・・・。

客も、需要が増えてきていることは分かっていて、たぶん、競合会社が高い価格で売っていることも分かっていると思います。実は、副業先は、この客を逃すと大赤字になり部署が消えるくらいの状況なので、見透かしていてこういうとんでもない数字を出してきたのは分かります。副業先の本社の偉い人は、自分の経歴を汚すことを嫌がりますので、お客さんの言いなりで売ることになるだろうと思います。

ということで、副業先がより一層厳しくなることが予想されるので、今のうちから本業に力を徹底的に入れないといけないなあと思っております。粉飾やデータの捏造は、こういう状況で生まれるんでしょね・・・。
posted by yaasan at 20:29 | Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。