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2017年12月21日

DCC機器に対する安全指針

秘書から、「売ってる機器がもし誤動作したりしてトラブルあったら責任はとれるの?」という指摘がありました。ごもっともな指摘です。一応、こんな私ですが、TUVの安全資格を取って、TUVの審査官と何度もやりあってる経験を持ってます。

鉄道模型で、リスクアセスメントをすると、大きな危険というのは以下のものになると思います。なお、設置や撤去の作業のリスクについては対象外としてます。

(1) 模型車両に当たってケガをする
(2) 線路に触れて人が感電する
(3) 線路・機器がショートして火花が出て、近くの可燃物に引火する・手で触れて火傷をする
(4) 線路・機器が過電圧で故障して、絶縁破壊や部品ショートを起こして、近くの可燃物に引火する・手で触れて火傷をする
(5) ケーブルに足を引っかけて転んでケガをする
(6) 線路や机が濡れていて、漏電する

(1),(2),(5)は、運用上の問題なので、機器の安全設計としては説明書に記載をする範囲だと思います。機器の設計として重要なのは、(3)と(4)の部分で、特に、機器が故障する、止まるだけならセーフですが、火傷や火事といったことを防ぐことがポイントになってきます。

たとえばDSmainR5以降では、ショートと過電圧についてはエラーもしくは自動再起動・シャットオフを行います。DSシールドでも、TB6643KQ内蔵の安全機能に加えて過電圧チェックが追加で入っています。日本国内で売っている、PSEマーク付きのACアダプタは、基本的に安全機能が入っており、そちらの機能もカバーできます。

具体的に言うと、DSmainR5ではリセッタブルヒューズ(4Aまで不動作)と、ソフトウェアの電流電圧チェックが常時動いています。DSmainR5は、1A〜5Aで1A刻みで最大電流を決められるので、安全を重視する場合は、低めにすると良いです。そのほかの機種においては、BD6231やMP6513、TB6643KQなどのモータドライバICを使用している場合になり、IC内蔵の電流チェック、電圧チェック、過熱チェックが常時動いています。

また、電子部品は、電圧電流の最大絶対定格はもちろん、推奨使用領域をすべてチェックしたうえで選定し使用しています。この設計指針・ノウハウは、DCC連合のメンバーにも展開して共有しています。問題がありそうな場合には、指摘をして部品変更や回路修正をお願いしています。

(6)については、漏電ブレーカーをAC100Vのところに挟んでいただき、対処していただくことが確実です。基本的に線路を濡らすことは絶対NGです。

機器設計上、絶対に安全(本質的安全と言います)なんてものは存在しません。安全機能を必ず搭載させていますが、それでもカバーできない危険行為はたくさんあります。危険や不安全というものは、複数の要因が重なることで発生することがほとんどです。その目を一つずつつぶしていくことが安全に繋がります。

ACアダプタは、ちゃんと日本国内でPSEマークを付け、安全が確認されたものを使用し(秋月電子のACアダプタは大丈夫です。中国から輸入したものは胡散臭いのでダメです)、線路の近くに火花があると燃えるような可燃物は置かないようにし、模型で遊ぶ時はきちんとそばにいることが大事です。

異臭がする、異音がする、すぐエラーで止まる場合には、使用を中止して、修理や機器交換などを行って下さい。本物の新幹線でも、それは同じことです!!

もしDCCについて、困りごとや、設計、設置で悩みがある場合には、Desktop Station Forumを活用ください。
posted by yaasan at 19:45 | Comment(0) | 鉄道模型
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