2018年05月20日

デジタルへの移行の過渡期にする

テレビは、約7年くらい前に、アナログ放送が廃止され、デジタル放送のみになりました。「おれはデジタルがイヤだ!」「デジタルは高いから売れない」「デジタルは難しい」とかと言う人は、模型界隈ではよく聞きますが、こと、テレビ放送についてはほとんど聞いたことはありません。普通にdボタンを押して、クイズを楽しんだり天気予報を見たり、電車の遅延状況をみたりと、デジタル放送を活用していると思います。

あの頃を思い出すと、デジタルテレビ買いたくない、という人はそれなりにいたと思います。また、そのために、デジタル放送をビデオ出力にするチューナーだけでなく、放送のアナログ信号に変換してしまうソリューションも、あったと思います。今でこそ、時間もだいぶ経ったので古いテレビは置き換えされているケースが多いのでかなりアナログテレビ向け変換ソリューションはほとんど役目を終えたと思います。

一方で模型については、アナログが未だに主流と言うことで、アナログ派の方々に、デジタルに移行するクッション的な商品が必要なのだと思った次第です。このままいくと、オリンピック過ぎても、日本は前のオリンピックの時(1964年)の、当時と何も変わらないアナログ全盛になりそうという当社としてはワーストなシナリオがあります。

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Goo 昭和39年の新聞広告・56年後に再び東京オリンピックなんてあり得ない!?
→私は1964年には存在していないのでよく分かりませんが、冷蔵庫の普及率が当時でも40%って驚きです。そういえば、親がテレビのある家に見に行っていたと言っていたような。

鉄道模型はと言うと、KATOの50周年記念誌を読むと1965年にNゲージ(9mmレール)を発売、とあるので、オリンピックの前後で、大胆な方針転換・経営戦略に打って出た、ということなのだと思います。

Nゲージ黎明期の広告から

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話をデジアナ変換器に戻して、普通にデコーダを使えば、デジタル→アナログ変換は簡単にいつでもできるのですが、箱が無いのでどうにも使いにくいと思います。また、1入力1出力で、ちょっと使いにくいです。

今度の某所のDCC連合夏会合で協議しますが、デジアナ変換器が必要と結論が出れば、作ろうと思ってます。ATMEGA328Pを使うとすれば、線路2線PWM、ポイント4個分の出力を持った箱で、アドレスはDIPスイッチやロータリースイッチでアナログ的に切り替えるようなものになると思います。もうすぐ絶滅予定のDSturnoutデコーダを大きくしたイメージです。

もし会合の結果、実行に移した場合、サウンドについては、出す仕組みにするといろいろ大変なので、音無しになります。音が欲しい人は、MP3サウンドデコーダを買ってください。EL,DL,SLを買えば、一通りの車両はそれなりにサウンド付で動かせると思います。

たとえば、先日書いたMP3サウンドデコーダV5で、今度はHOナローな猫屋線の機関車(今日作った)を動かしてみました。軽いのと、線路の磨きが悪い、線路の取り付けが甘いで、ちょっと安定性が悪いです。

SoundHako2_1.jpg

SoundHako2_2.jpg

ビデオ:


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デジタルシステムを導入してもらえれば、自ずとDCCの準備は完了するので、そのままDCC車両を買うか、自分で取り付けるかすればデジタルへの移行完了、となります。

コントローラだけデジタルにしても、アナログ車両は十分に遊びやすくなります。アナログのコントローラは、動作チェック用などの予備機にして、通常はデジタルシステムを使う形にして頂きたいですね。

DSairを売るには、どうしても、このデジアナソリューションは不可欠になるのかなと思います。

本当はデジタル化が目的では無く、その先のアイデア(模型の自律運転)を具現化したいのですが、デジタル化が進まないと、そのスタートラインにも立てない・・・のです。

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posted by yaasan at 21:31 | Comment(0) | 鉄道模型
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