ただし、基板上は、一部パターンカットして改造すれば、完全なDCCreadyにできることが分かってるので、説明書に1文字もDCC対応とは書いてませんが、KATOの中の人の空気を読んで(いわゆる忖度)、改造を行いました。当然ながら、1度もアナログで走らせずに改造です!
結論を言うと、そこそこ面倒ですが、1時間仕事です。今回は、あえて、ESU LokPilot V4.0 #54610を取り付けました。
いつもスマイルデコーダや、ワンコインデコーダを付けていたらDCC電子工作連合の工作員と勘違いされても困るので、王道のESUのデコーダでバッチリ動くことを示していきたいと思います。
なお、いつも通り飲酒しながらの半田付け&配線の工作のため、所々で端折っております。ご承知おきください。
■分解開始


■照明基板の改造
改造前の基板は以下の通りです。

どう見ても、カットしろ、ジャンパしろ、というパターンがありますので、基板が言うとおりにパターンカットとジャンパをしました。

一応、箇所を明示すると以下の通りです。

■超重要!
C,T,Hと、LED照明基板に書かれてますが、そのまんま配線すると、おかしなことになります。全く同じ基板を使っているので、筐体というか、車両の照明の位置関係が反対なので配線を入れ替えないと進行方向と合いません。
FWD側(→の先)
C:同じ配線でOK
T:H(Rear,NMRA Pin2)を繋げる
H:T(Head,NMRA Pin6)を繋げる
REV側(→のおしり側)
C:同じ配線でOK
T:T(Head,NMRA Pin6)を繋げる
H:H(Rear,NMRA Pin2)を繋げる
■コネクタ基板の改造
写真を撮り忘れましたが、以下の通りのピン仕様なので、空気を読めばすぐ分かります。

Nuckyさんのページに、コネクタ基板の写真があったので、参照ください。
■NMRA 8pinコネクタ基板と照明基板の配線
配線する隙間があまりないので、がんばって配線しました。極細の線を使用しましたが、それでもなかなか難しいです。



■ESU LokPilotがそのままでは入らない!
だいぶ前に買っておいたESUのESU LokPilot V4.0 #54610を使う事にしました。ESUのデコーダは常備薬として持っておくと良いです。

そのままはめ込んだところ、入らない!!

キハ110側を削るわけには行かないので、コネクタの基板を一部カットして、きれいにセットできました。

■ESU LokPilot V4.0 NEM652 8Pin DCCデコーダ搭載後


■Youtube動画
■その他
ついったーを見ると、KATOホビセンの京都店が、キハ110のDCC版を33000円で売るそうです。何故かNMRA8ピンに完全互換できる設計のところ、その空気を全く読まずにEM13、FL12を付けてます(汗)

EM13とFL12は、汎用のNMRA 8ピンのデコーダに置き換え出来ますし、照明制御用の端子を出しているデコーダもあります。たとえば、今回使ったLokPilot V4.0で何故か余っている紫(Violet)の線は、余りのAUX2の機能なので、設定変更で照明用にも使えるんじゃないかなと思います(CVで変更すると思いますが詳しくは知りません)。
なんで、こう、世界基準に近づけた設計にしているはずなのに、あえて外してくるのかなーと不思議です。カトーの中も縦割りなのでしょうか!!そんなに大きい会社でも無いのですから、しっかり横串を指して、風通しの良い風土にしてほしいものです。
鉄道模型の会社なので、私よりもDCCやデジタル鉄道模型に詳しい人間がたくさん居ると思いますが、大人の事情(デジトラックスとの契約?)という確信犯なのでしょうか。
しかし京都店オリジナルのDCC化製品って高いんですね・・・。
KATO本体とは関係ないお店独自の値付けなので仕方がないのかもしれませんがM車の価格はRocoのサウンド搭載製品以上ですね、しかも税別。
ここはDigitraxとは決別してESU Loksoundで行って欲しかったものです。
小生の所にも本日到着予定です。大いに改造の参考にさせていただきます。
音源を載せたいのですが、この鉄板が邪魔で、、、クモハの時はNMRAのソケット撤去してシュガーキューブを載せたのですが、、、なんか別にうまい方法はないですかね?