昨日、ロクハン様が紹介動画を公開されました。連結した後にアドレスを書き換えろという部分には、とても違和感がありますが(重連モード付ければ良いのに・・・)、CVは確かに問題なく読み書きできるので、私は余りお勧めしませんが有効ではあります。
さて、今回は、意地悪試験として、0.3A(300mA)をデコーダに掛けて、発熱具合を確認しました。

結果としては、室温30℃で、デコーダの表面温度は43℃まで上昇しました。25分ほど動かし続けましたが、温度はここで上がりきっていました。また、デコーダの動作は特に問題ありません。
鉄道模型としては、60℃あたりが限界ラインと言われていますので、説明書にあるとおり、0.4Aまで流すあたりで抑えておくと良いと思います。ここでいっている電流の上限というのは、ずっと何時間も走らせ続ける場合のラインです。一時的に超えるなどの場合を言っているわけではありません。
この結果、ロクハン様は、ちゃんと妥当な電流値をデコーダに規定されていることがよく分かりました。
0.3-0.4Aも問題ないので、ちょっと重たいHO車両でも走行は問題無さそうです。気になる人は、線路電圧を高め(16V)にすれば、同じ速度で走らせる場合に流れる電流を小さく抑えられます。
「○○分運転したら休ませてください」なんて書いている鉄道模型店もいますが、コマンドステーションやデコーダメーカーとしては、「これだけの電流を流しても、壊れたり異常は起きませんよ」と規定しているのが、掲示している電流値(=実質的に熱耐性)になります。
DSmainR5.1C2-OLEDは、コマンドステーションの画面に電流の表示をしているので、それを目安にして動かしてもらえれば、安全に快適にお遊びいただけます。電流計の無いコマンドステーションでは、自分で電流計を付けるとかして、数値として分かるような環境作りをするしかありません。