平成から令和になります。DCCのコネクタは、NゲージはNEM651(6ピン)で、HOゲージはNEM652(8ピン)でした。ヨーロッパを見ていると、もう次世代(令和)のコネクタは決まってしまったようです。
■Nゲージ、HOゲージ(プラ等の軽量タイプ)
NゲージやプラHOなどの、0.5A前後の消費電力の鉄道模型向けについては、Next18でほぼ確定です。ESUのLokSoundが正式にMicroタイプ(Nゲージ向け)を、Next18に統一していることが分かりました。つまり、Nゲージや軽量HOは、Next18がデファクトスタンダードとなりました。
DCCフレンドリー(本当にフレンドリーかどうかは議論の余地がありますが)やNEM651はオワコンです。もうレガシー、平成の時代の遺物と思いましょう。
■HOゲージ
NEM652(NMRA 8ピン)が今までは一般的でしたが、これからはPluX22がスタンダードとなります。ただし、メルクリン発祥のMTC21も地味に残っており、PluX22 VS MTC21の戦いは当面続きそうですが、個人的にはPluXが優勢と思います。コンセプトとしては同じなんですけどね・・・。
つまり、NEM652はオワコンです。無いと思いますが、NEM652が付いているHO(16番)の新製品がある場合は、平成の時代にしがみつきたい、令和という時代は認めない!というメーカーの思いが詰まっていると思うべきでしょう。
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どちらにしても、古いコネクタがあっても、オプションなどで変換アダプタが付けられるようになっていることや、それを搭載する空きスペース、配線を引き回すミゾなど、考慮して頂かないといけませんが、残念ながら日本の模型メーカーにとって、考慮をしてもらえるほど、日本のDCCユーザー数は少なすぎて、主張は一切聞き入れられません。もはや、出版社もDCCは儲からない、読者の要求も無いものと認識しています。
今まで5年以上にわたって、いろいろ活動して日本の模型ユーザー数の67万人の中のたった1000人に満たないDCCユーザー数ではどうにもならないという限界を今、まさに感じております。
新しい時代になりますが、日本国内のDCCの発展、または衰退は、ユーザーの皆様次第です。DesktopStationとしても、平成にできることは全てやりきりました。いろいろなアイデアは全てやりました。あとは、皆様の協力に委ねたいと思います。
新しい時代に入り、DesktopStationもデジタル鉄道模型事業ということだけに固執せず、どんどん変わっていかなければならない、と常々考えております。iPodのソフト(もちろん、今も公開中です)の収益を使って始めたデジタル鉄道模型事業も、その次のステップへの踏み台にするときが来たと感じております。
DesktopStationのデジタル鉄道模型事業としても、無償で超高品質のサウンドデータも公開し、スマホのDCC/アナログコントローラも作った、ということで、もう打つ手がありません。何か全く異なる新しいことをして、今まで作り上げたものを公開・販売しつつ、デジタル鉄道模型の状況の様子を見る、というステージに入ったと思っています。
2019年04月30日
次世代の車両搭載DCCコネクタは、もう決まった?
posted by yaasan at 21:00
| Comment(2)
| 鉄道模型
出来る事が多そうですね。スピーカーAとB端子が気になります!ステレオ再生出来たら考えてしまいそう(^^)