※単行で走らない車両に入れても本ボードは、あまり効果がありません。キハ110、クモハ12、クモハ40あたりがベストです。
製造はいつもの通りElecrowです。発送はOCS/ANAです。5月2日にPaypal支払い&データを送って、昨日、シンセンのElecrow発送で、今日の夕方着です。国内便なのか?と思うくらいに爆速です。土日挟んでいるのにジャスト1週間です。Elecrow、働き方改革を守って、ちゃんと休んでいるのか心配です。
さて、ExpBoardと金属ウェイトとの比較。設計通り、外径は全く一緒です。なお重さの比較としては、金属ウェイトは34g、ExpBoardは9gでした。重さは仕方ないところですが、それでも無いよりは良いかなと。


この基板に、いくつかコネクタ部品を付けていきます。まず、レールからの配線を基板に確実に当てるため、パッドに嵩上げの導電性のパーツを付けないといけません。推奨は、リン青銅の板でバネを作るのが良いでしょう。ヨドバシカメラで100x180mmのリン青銅の板が売ってます。
以下をご参考に、確実に当てるように部品を取り付け下さい。

部品を付けている様子。

NEN652(NMRA 8ピン)のコネクタも付けます。実は、ここに罠があります。NEM652のピンは細いので、一部のソケットが接触不良をおこします。残念なことに、使う予定だったロープロファイルのソケットが接触不良を起してしまいました。良いものを選定中ですが、今のところは背が高いですが、DSair2等でNanoボードを差し込んでいるピンフレームがしっかりと接触してます。

車両に組み付けていきます。ピッタリと合うようになってます。表裏を間違えないようにしてください。

モータへの配線を半田付け。これを半田付けすると、車体からExpBoardが外せなくなるので、全てのチェックが終わってから着手しましょう。

床板もきちんと閉まります。

ここで気づいたのですが、KATO車両の単行で走る車両に付いている、ヘッドライト・テールライト基板と配線するには、床のプラ板の両端が邪魔です。DCC化する場合は、板バネも不要ですので、端を切り落とすことで、施工性やメンテナンス性が大幅に向上します。
床板の端の部分を切り落としました!実は後述のキハ110でもこのテクニックが大いに有効でした。

切り落とすことで、ExpBoardからの配線の引き出しもとても容易になります。以下のように、隙間がしっかりと確保できます。



※キハ110の記事は、別記事に分離しました。
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まとめです。ExpBoard自体では無く、NEM652のコネクタの接触不良でハマりましたが、その他は問題ありませんでした。
とりあえず、試作の20枚を、DCC電子工作連合と、オープンサウンドデータコンソーシアム内で、レビューを実施して、この基板の改善を実施していきたいと思います。
KATOのHO車両(機関車とE5は除く)をちゃんと持っていて、ブログやSNSで詳細にレビューするから1枚欲しい!と言うDesktopStationコマンドステーションユーザーの方は、メールを頂ければ、お渡しいたします。先着5名分のみ。レビューしてWebで情報を拡散して頂く前提なので、無料です。
最初からリクエストだけしても、メーカーは動かないとおもいます。
ただK社は、ユーザーに自由に遊んでもらって、それを自社製品にとりいれようという意欲がない社風のようにみえるので、そううまいことはいかないかもしれないですね。
パソコンの世界ではT芝がダイナブック出して最初大成功したのに、サードパーティー潰しみたいなことをやって、自滅したという歴史があります。悪い歴史はくりかえして欲しくないです。
まずは、ユーザーニーズがそれなりにあるかどうかを見ていければと思います。