2019年05月18日

最近の車両がHOで出ない

最近、よく思うのが、HOの車両は、古いものばっかりなことです。

キハ110はまだしも、クモハ12、クモハ40、キハ80シリーズ、キハ40シリーズ。前にKATOがE5を出してくれたのは嬉しかったですが、残念ながらDCC搭載が困難で泣きたくなる状況。

※高級なブラスについてはここでは触れません。

うちの若手社員を見てると、古いものじゃなくて、今走っている新しいものがほしいといつも言います。やはり、新しい車両が出ないと、鉄道模型を新しい趣味にしてもらうのは厳しいかと思うこの頃です。

個人的な希望では、オープンサウンドデータも最近の新しい車両向けのサウンド(インバータ音)で、なにか出せると良いと思うのですが、データも無ければ、車両も無く、鶏と卵の状況にあります。

最近の新しい車両とすれば、子供だけでなく、日本に来る外国人向けという層も見えてくるはずです。日本に来た外国人がHO車両を買って帰って遊びたい、と思うことが海外の模型ユーザーなら必ず出てくるはずです。日本の方がヨーロッパなど海外の車両を見て、それを輸入して遊ぶ海外模型鉄が一定数いらっしゃいますが、同じことがあるはずです。

ただ、アメリカやヨーロッパではHOが主流。Nゲージは高級品扱いでユーザー数は少ないです。数少ない海外のNゲージユーザーが、日本に来たときに買って帰られることも多いとは思いますが、HO人口よりも少数の部分でビジネスしているのではないかと思ってますが、いかがでしょうか。

海外のHO模型ユーザーのために、日本型車両のHO商品を売る、というチャレンジも検討しないといけないと思うのですが、国鉄車両ばかりを出す現状では、日本以外の市場は全く考慮すらしていないのだろうな、と思うばかりであります。ただし、今の日本のHO鉄道模型の殆どはDCC対応を考慮していませんから、海外の方に売るなら、ExpBoardのような基板は必須です。

日本はこれから縮小するのですから、海外の広大なHO模型市場にチャレンジいただきたい。日本型の精巧なプラモ系技術は、欧米のユーザーを感動させること、間違いないと思います。

オープンサウンドデータも、日本型DCCに興味のある海外ユーザーに向けて、英語ページを開設し、英語への翻訳作業を進めています。海外には日本よりも遙かに多いESUのユーザーがいます。オープンサウンドデータの海外進出も図っていくべきと思っております。

もし、HOの海外販売に向けたDCC化について検討されている模型メーカーさんがいれば、DesktopStationに相談ください。車両のDCC化について解決策をご提案させていただきます。
posted by yaasan at 17:13 | Comment(1) | 鉄道模型
この記事へのコメント
僭越ながら書かせていただきます。KATOばかり取り上げておられますが、全く
DCCのことを考慮していませんが、TOMIXからは多数の今現役の車両がリリ
ースされています。自分もこれらTOMIXの車両をDCC化しており、できない
わけではありません。
しかし自分もTOMIXの車両の中には古い車両もあります。現在の日本の16番
ユーザーが40代以上の世代が中心で、彼らの欲する製品というとどうしても古い
車両中心になるのも否めません。おっしゃる通り、日本では9mmのほうが低価格で、
若い層が手に入れやすいので16番市場が広がらないかと思われます。海外生産して
いる所はいずれもここにきて価格が上昇しており、プラとは思えない価格になってき
ています。
また欧米のユーザーも、現地の欧米型のメーカーが今は日本同様中国などで生産して
おり、塗装の綺麗なHOプラ製品は目にしていますから、ことさら日本型が突出して
目立つとは思えません。
高級ブラス製品ではありますが、すでに日本型16番の製品が欧米の模型店に並んで、
ごく少数ではありますが、固定したファンもいるようです。
ですからそこに安価なプラ製品を出せば、飛びつくユーザーはいるかもしれません。
ただしDCCが容易にできることが第一前提になりますので、おっしゃる通り、日本の
メーカーには頑張ってもらうしかありません。
自分の感じていることでは、今の日本の鉄道模型メーカーは、現在の高齢化したユーザー
が近い将来居なくなると、一緒に心中して消滅するつもりなのか、彼ら相手の商売しか
考えていないようで、今後の市場の拡大など考えていないとすら思います。



Posted by 所長失格 at 2019年05月19日 09:29
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