モバイルバッテリで、Type-C対応し、15Vを出力できるもの(Type-Cは仕様が多く、15Vには対応していないケースもあるため)を使えば、HOには問題なく使用できるようになるわけです。Power Delivery出力に、15Vが書かれていることを確認しましょう。また、何の出力に対応しているか調べるデバイスもあります。
次世代居酒屋セットについては、LOCKEさんがツイッターで既に実装例を紹介しています。
と言う訳で、USB PD Decoy Trigger基板を5521ジャックコネクタと一体化加工した。
— LOCKE (@LOCKE00) 2019年6月29日
後ほど隣の熱収縮チューブにて保護して完成。
DSair2の電源入力端子に付けてUSB Type-C PD対応ケーブルでUSB PD出力ACアダプタやUSB PD対応バッテリを模型運転用電源に使う事が可能になりました。 pic.twitter.com/8UZx5ooSad
実は私も同じものを買っておりまして、二番煎じでやってみました。買ったのは、Aliexpressのショップで、どうもLOCKEさんのものと同じです。
赤枠のところのジャンパーのパッドを両方ともオープンにする(半田付けしない)と、15Vが選択されるようです。デフォルトは片方だけショートで、5Vが選択されるようです。もう片方だけをショートすると、12Vか20Vが選択されるのかもしれません。

今回は15Vが欲しいので、両方ともオープンにしておきます。

Ankerの横型GaNを使ったACアダプタPD-1で試します。

電圧もバッチリです。


本当は、DCジャックにしてくれるケーブル型のアダプタを2本も注文していたのですが、何故か同梱されておらず。今、クレーム中です。
■注意点
Type-C型の電源供給でも、突入電流などの影響やショート・過電圧を考慮しなければなりません。
特にDSmainR5に入っているような、Gゲージ向け対策に大容量コンデンサを内部に仕込んでいると、USB Type-C Power Delivery(PD)のアダプタの電源容量にも依りますが、突入電流保護に引っかかって、電源供給がSTOPする場合があります。
通常のDSair2であれば大きな問題にはならないはずですが、色々と電源を改造している方はお気を付け下さい。と言うのも、ウチの一部のDSair2に大容量コンデンサをテスト用に仕込んでいて、Type-Cでの供給がうまくできませんでした。
フォーラムに記事書こうかと思ったら、こちらで紹介されてしまってる。(^^;
PDではそれぞれ3Aや5Aに対応するケーブルを用いないと3Aや5A出力のACアダプタや昇圧バッテリをつないでも所望の出力電圧や電流を出してくれないので注意が必要です。
あと紹介されたツイートに連なるツイートで中華PDコントローラのデータシートから得たピン設定を書いております。
製品の状態で20V要求、両方共に開放で15V要求、両方共に短絡で5V要求の設定となっていました。