特に、マイクの指向性が課題でした。どうしても、他の雑音が入り込み、綺麗に録ることが本当に難しい。そこで、マイクを変更して、録音する音を選択できるようにするという戦略を考えました。
通常のレコーダーやスマホのマイクは、どうしても広い範囲の音を拾うように設計されてます。でも、DCCサウンドで欲しいのは、一つ一つの音です。最終的に、同時再生などで一緒になりますが、音源としてのデータとしては、別々になっている方が良いと言うことなのです。
音を選択するマイクは、超指向性(ある方向の音のみを選択する機能)を持つのはガンマイクという種類になります。ストローみたいな形で、向けた先の音だけを集音するものです。
価格帯は様々で、中華の数千円という安価なものから、日本メーカーの1〜2万円タイプ、3〜5万円のミドルクラスから、プロ用だと10万超なんて当たり前です。私のような、電機屋ではどうしても判断できない領域になってきます。
と言うことで、Nardiさんに相談したところ、「安物は絶対にダメ!エントリークラスでも3〜5万円のものじゃないと使い物にならない!」ということで、いろいろな評判をWebで調べて、ゼンハイザーのMKE600に行き着きました。
調べた結果、都内に行く用事もあったので、その帰りに寄れるということで中野ブロードウェイ3FにあるフジヤエービックPart2に行って買ってきました!お得なセットで、MKE600、ウィンドジャマー、XLR->3.5mm変換ケーブルが入ったセットを45900円(税込)で買いました。

初めて行きましたが、中野ブロードウェイは面白かった!やたら長いソフトクリームや、昭和なお店がたくさんで、ワクワクな空間でした。マイク以外にも、B1Fでアイスを食べたり、お総菜などなど買い出しして、帰社しました。
家に帰って、いろいろいじってみましたが、やはりプロのエントリー用(Nardiさん談)なせいか、カメラの三脚にも普通に繋げられました。カメラのホットシューに互換。いや、ホント、使い勝手考慮されててスゴいですね・・・。

私が持っている、DR-5で録音してみたところ、どうも微妙。設定が悪いのか、家でサンプルで録ったので全体的な音量が低いのか・・・。
Nardiさんには、XLRケーブルで直接、レコーダに繋げるようにアドバイスされたんですが、ウチにはXLRを繋げられる機材が無いので、まずは暫定的に3.5mm接続にしました。XLRは差動信号だそうなので、電機屋用語で言うとコモンモードノイズを極力抑えこむ配線になってますが、アダプタで3.5mmに変換しているためか、ノイズが多少は入り込んでいるのかも知れません。一番の影響は、ゲインの違いと思うので、マイクの最大音量との兼ね合いとかを使いながら覚えないと行けなさそうです。XLRレコーダは、もうちょっと、このマイクを使いこなしてから入手したいと思います。
最高の武器を、素人なりに使いこなす技術を身につけて、オープンサウンドデータの品質向上に貢献していきたいと思います。
うちの場合はRODE NTG-2とRoland R-26(生産終了)の組み合わせで同様の録音を実現してます。
MKE600はファンタム電源(±48V)もしくは単三電池で動かすのを前提にしているのでまずそこの確認をば。XLR入力を持つレコーダーはファンタム電源の供給もできるものがほとんどなので電池不要。
XLR > ラインに変換すると差動入力の半分しか使用しないのでゲインは当然下がります。
ちなみにマイクをマウントに直接取り付けて三脚につけると振動をマイクが拾うのでできるのであればショックマウントを介するとベター。
DR-40ですね、ちょっと見てみます。
三脚に取り付けるマウントは、付属でゴムの吸収素材が挟まれているので、振動には少し強いと思います。三脚が使えないところもありそうなので、手持ちのショックマウントグリップも追加で買おうと思ってます。