2020年01月18日

ワンコイン for TOMIX HO 試作版をキハ261に入れた

Nuckyさんから、レビュー用にワンコイン for TOMIX HO 試作版を頂いたので、早速Tomix HOのキハ261の先頭車に入れてみました。

ワンコインデコーダは、サイズワンコイン、価格ワンコインがコンセプトの電子工作ユーザー向けのDCCデコーダです。自分で作る事で世界最安でDCCデコーダを大量に増やせることが特徴です。部品は、ほぼ全てが秋月電子で購入可能です。つまり、部品をストックしておけば、細々とした用途では、DCCデコーダに困る事は無くなるわけです。

さて、この基板は、トミックスのHO向け室内灯のコンパチサイズになっており、室内灯の機能(AUXか強制点灯か選べます)も入ってます。デコーダの置き場所の心配が無いというのが、最大の特徴です。というか、トミックスのHOの室内灯向けデコーダは、世界でコレだけじゃないですかね。

onecoinTmx_1.jpg

まずはPICマイコンをハンダ付け。

onecoinTmx_2.jpg

PICマイコンを半田付けしたら、ファームウェア(ワンコインデコーダ4シリーズ向け)を書き込みます。使用したのはスマイルライター COMBO Type P!書き込んだファームウェアは、現在の所の最新のVer0.94betaにしました。

onecoinTmx_3.jpg

※ワンコインデコーダへのファームウェアの書込み方は、こちらを参照ください。

残りの部品を半田付けします。基本的にはワンコインデコーダ4と同様ですが、AUXで室内灯などを付けるためのFET ICが追加され、LEDや抵抗があるので、そのハンダ付けもします。ここでは、FETが無いので省略しました。

onecoinTmx_4.jpg

キハ261側も改造していきます。

onecoinTmx_5.jpg

両極性対応のデコーダなので、そのまま引き出します。

onecoinTmx_6.jpg

GLAYとORANGEに両極性のヘッドライト・テールライト配線を繋げます。そして、室内灯のところにデコーダをはめ込みました。

onecoinTmx_7.jpg

明るさはこんな感じ。デコーダ1枚だけで、室内は十分に照らされてます。

onecoinTmx_8.jpg

実はこのままでは、ちゃんと動きません。CV設定が必要。CV設定は、CV30=2,CV33=16,CV34,35,36=0としました。ワンコインデコーダ4のF0 両極性モードです。

ヘッドライト・テールライトの確認です。まずF0をOFFにしたとき。

onecoinTmx_11.jpg

次にヘッドライト(進行方向は正)。

onecoinTmx_9.jpg

テールライトを付けたとき(進行方向逆)。

onecoinTmx_10.jpg

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Tomix HOのDCC化に、このワンコイン for Tomix HOは革命的なコストパフォーマンスを提供することは言うまでもありません。Tomixの純正のHO室内灯よりDCCデコーダが安い!!
posted by yaasan at 13:26 | Comment(1) | 鉄道模型
この記事へのコメント

やあさん 試作品の組み込み評価レビューありがとうございました!

1枚でも十分な明るさとなったこと、少々驚いております。

多くの方にご評価いただきたいことから、試作基板を特価に頒布することにしました。

 頒布ページ http://webnucky.cart.fc2.com/ca12/56/p-r-s/

特に、Nゲージでの組み込み評価をお願いしたいと思っているとことです。
Posted by nucky at 2020年01月19日 07:28
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