ということで、当て逃げ犯罪対策先進国の韓国からドライブレコーダーを輸入しましたので、そのレビューをします。
・買った理由
日本で売っているドライブレコーダーは、総じて性能の割に値段が高いという印象を前々から持っていました。というのも、画質が悪い(30万画素のVGA画質)、でかい、などです。日本にはドライブレコーダーを実際に作っている会社というものがほとんどなく、ドライブレコーダーを売っているところは商社的なところばかりです。結局のところ、実際に製品の設計開発をしているのは、台湾・韓国ということが調べていくとわかりました。だったら、直接海外から買ったほうが安くて最新のものが買えるというのがわかったので、輸入することにしました。
予算は2万円以内としていましたので、その価格で買えるものとして韓国FineVu社のCR-200HDが該当しました。おおよそ$250で、今の円高で送料を込みにしても2万円を切る価格で入手できます。購入はebayのk-trendで買いました。ebayですが、オークションではなく指定の価格でそのまま購入できます。国際便の送料込です。

・CR-200HDのセットアップ
日本語は使えません。英語または韓国語のみ。しかしながら英語ができなくとも、セットアップ(ファームウェア書き換え)のときだけ英語が読める人に手伝ってもらえれば後は問題ないはずです。最初は韓国仕様のため、英語版に直すためのファームの書き換えなどが必要になります。(ファームウェアはFineVu社のホームページにあります)
ファームウェアの更新方法は簡単で、SDカードの直下に指定のファイルを置くだけです。差し込んで電源(USB or シガーソケット)を入れると
書き換えされます。
車への取り付けは、バックミラー裏に本体を貼付けしました。両面テープ2枚が付属しています。予備もあるので失敗しても安心です。これ以外に、ケーブルタイもついています。
シガーソケットから電源供給するケーブルが付属しており、かなり長いので余裕を持って配線できます。内装をはがして裏を通すように配線しました。内装はがしがあると便利です。
なお、ダッシュボード上にぬいぐるみやものを置いている人は、ガラスに物が反射し録画した映像に映り込んでしまいます。ドライブレコーダーを設置後は、ダッシュボードの上には荷物は置かない方が良いです。同じ理由で、ドライブレコーダーの配線も内装裏に隠すようにする方が良いです。
・機能と特徴
衝撃検知機能(加速度センサー使用)
フルHD 15fps録画(720pの場合は30fps)
ミニUSBコネクタ
ビデオ出力(RCA)
Windows用設定ソフト(本体メモリに内蔵、USB接続時にインストール可能)
イベントボタン、写真撮影ボタン有
・使ってみて
エンジンをかけて20秒程度で録画開始を自動で行います。(音声で録画開始を教えてくれます)
基本的にはほったらかしとなります。
衝撃を検知すると、自動でBEEPが鳴り、前後3分間の録画ファイルをイベントフォルダに格納してくれます。もしくは、イベントボタンを押しても同様の動作を行います。イベントフォルダ内のファイルは上書きされることはありません。
録画されたファイルもAVI形式でコーデックはMPEG4/AVCですので、最近のPCであれば何もソフトを用意することなく再生できます。(MacOSX Lion,Win7で確認済み)
ただし、ファイルは3分ごとに細切れで生成されますので、気になる方はAVI結合ソフトで細切れファイルをまとめる必要があります。(ただし合計ファイルサイズは2GB以内となるようにします。2GB超はAVIの仕様上作成できません)
・実際の画像
画質は昼間もしくは明るいトンネル内は実用レベルです。しかし、夜間はかなり厳しくなってきます。
夜間の画質補正はありますが、CCDの大きさの限界もありますのでナンバープレートなどはかなり見難いです。この問題は、他のメーカーのドライブレコーダーにも言えると思います。
信号待ちのとき(ビデオをそのままキャプチャしました):

トンネル内:
