悪意のある遠隔操作や自宅環境の乗っ取りによって、無実の人がネット犯罪に巻き込まれ、検挙成果主義の警察・検察によって無理矢理自白を強要されて犯罪者に仕立て上げられる事案が起きています。こうした問題は、自分で身を守る以外にすべがありません。そこで、守るために重要な3つの対策を挙げます。
(1) コンピュータ自体の対策(自分のパソコンの乗っ取りを防ぐ)
Windows xpなど、古いOSでセキュリティもそれほど強くないものが未だによく使われています。根本的な対策で言うと、マイナーなOSを使用する事です。どちらにしろ、WindowsやAndroidなどの有名でシェアが高いOSは犯罪者の対象になりやすいです。家の鍵がみんなと一緒と考えると良いかもしれません。
一番良いのは、ほとんど利用者が上級者に限られるLinux系、または二番目に良いのは初心者でも使いやすいMacでしょう。Linuxは無料で導入できますので、容易に変更ができます。犯罪者はわざわざLinuxの利用者用に遠隔操作ソフトを作る事はほとんどしないでしょう。
(2) 自宅ネット環境の対策(自宅のネットの乗っ取りを防ぐ)
無線LANを使用されている場合、パスワードが分かると容易に屋外からネットアクセスできます。無線LANのパスワード管理方式には、現在ではセキュリティ上の問題があって使ってはいけないWEPという方式が設定できてしまいます。もし現在WEPを使われている場合には、早急に変更しましょう。現状はWPA2が比較的安全と言われています。
(3) 自分の行動での対策(第三者の悪意や物事の限界を知って行動で対策する)
まさか2ちゃんねるでアップロード掲示板にアップしてもらったソフトをそのまま使う人はいないかと思っておりましたが、実際は多くいるという現実があります。信頼できるホームページ以外からのソフトウェアのダウンロードは、よく注意しないといけません。踏み台にされても良い、ダミーのパソコンで動かして確認してから実際に自分が利用するパソコンで使うぐらいの慎重さが求められます。
ウイルス対策ソフトはどんなに優秀なものでも万能ではありません。トレンドマイクロ社のウイルスバスターが以前に、OSの重要ファイルを破壊するというウイルス行為をしたこともあります。
自分の身は自分で守るしかないのです。上記の3点の対策で、防御をしっかりして生活して行くことが現代社会では求められます。
2012年10月16日
遠隔操作犯罪等への防御策
posted by yaasan at 08:28
| Comment(0)
| 日記
この記事へのコメント
コメントを書く