Desktop Stationはデジタル制御の鉄道模型用のコマンドステーションではありますが、アナログ・DC式の鉄道模型も動かせる方が良いに決まっています。
そこでRailuinoを使わず、Arduinoで一般的なモーターシールドを組み合わせて使ってDC/アナログの鉄道模型を駆動するためのゲートウェイを作ってみました。私にとっては非常に単純なソフトでしたので、10分で作れました。
必要な部材は以下の通り。既に、アナログ・DC式で揃えている事を前提とします。
・モーターシールド(DF ROBOT、標準のものなど。D4,D5,D6,D7を使えるもの。)
・Arduino (UNOなど)
・ACアダプタ(9V〜12V。Arduinoの電源端子に使えるもの。)
モーターシールド内蔵のArduinoなんというのも使えます。
動かしている様子:

今回は手元にあったArduinoUNOと、秋月電子で売っているDFRobotのMotorShieldを使ってます。
Arduinoの接続図:

MotorShieldの設定は、PWMモードでArduinoの入力電源を使用としています。ArduinoUNOには、秋月電子で売っていた9VのACアダプタを電源供給で接続してあります。通常は12Vを使うんですけどね。

Arduino用スケッチ:
Analog_RS4.ino
DesktopStationでの使い方:
・車両の運転以外は一切動きません。
・MM2アドレス1はモータ1側、MM2アドレス2はモータ2側にしてあります。機関車登録で、1と2を登録してください。
・進行方向ボタンが使用可能です。
・ファンクションは動きません。
・ポイントも動きません。
・S88も使えない。
ハードウェアの組み立て方:
・Arduinoとモーターシールドを接続する(上に乗せて合体させる)
・ACアダプタを繋げる
※モーターシールド機能内蔵のArduinoは、別にモーターシールド不要。
現状の課題:
・PWMのキャリア音がうるさい(Arduinoのデフォルトが1kHzのため。ちなみに一番耳障りな周波数。)
・モーターシールドの個性にかなり左右される。たとえばバイポーラ型のモータドライバICを使っていると、キャリア周期を上げると損失が大きくてかなりデューティーを上げない(≒出力電圧を上げる)と走らないなど。MOS-FET型なら良いのだが、ちょうど安くて入手性の良いシールドが売っていない・・・。ICは結構出回っているんですけどね。ロームやTIのとか。
・ポイントなどのアクセサリを操作する術が無い。無理やりやろうと思えばできるが、万人向きでない。
動かしてみた例:
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