2014年02月26日

FusionPCBから基板が到着&組み立て

超激安(国内同業の1/10、業務用の国内企業の1/100!)で電気回路のプリント基板を作ってくれる中国のお店であるFusionPCBから、依頼していた基板が届きました。

Shield_002.jpg

基板の作りは予想よりはずっと良い出来で、気軽に使えるサービスであるのは間違いないと言えます。ただし、私の設計がかなりミスだらけで、実使用には耐えられないものになりそうです。ソフト開発にはギリギリ使えそうですが。何を間違えたかというと、以下の点でした。

・板厚を0.8mmにしてしまった。薄くてペラペラに。しっかりしたい場合は、1.6mmにしないといけない。なおArduinoUNOは2.0mmの模様。
・ArduinoUNOのUSBコネクタに部品が接触する。下の基板の背が高い部品への接触を想定した部品位置調整をきちんと考えていなかった。
・無駄に大きい。もっとスリム化すべき。DFRobotのモーターシールド程度の大きさにすべきだった。

なおS88シールドとしても使えるので配線だらけで汚かったDIYのものを置き換える予定です。

Shield_001.jpg

先日ここに紹介した、これから頼む予定の基板レイアウトですが、かなり見直しを掛けておりましてS88-N用の変換ボードと、CAN-BUSシールド相当の基板も追加する事にしました。やりたいことはほぼ1枚に押し込んだ形です。FusionPCBは、基板サイズの区分けが50mm刻みなので、100x100mmの基板サイズがシールドを作るには最低必要なので、そこに押し込めれば他の基板を無理やりくっつけることができます。なお基板のカットはしてくれないので、自分でしないとだめですが・・・(当面はアクリルカッターで乗り切ります)。

PCB_Rev3C.png

今回追加するS88デコーダをRJ45(S88-N)に変換する基板を作れば、ただでさえ値段が高く配線が太くて取り回しがしにくいS88の配線が便利になりそうと思って設計してみた後、オランダの方が似たような事を既にやっている事に気づきました。ただ、この方も部品を配布していますが日本では入手は難しそうなので、自分用には作る価値はあるのかなとは思います。
RJ45は、汎用のネットワークケーブル(イーサネットケーブル)のコネクタ名です。ルーターやモデムとパソコンを有線で繋ぐ時に使うあのケーブルの事です。100円ショップでも簡単に手に入りますよね。

既に、基板のお問い合わせもありますが、まずは人様にお出しできるレベルになるまで熟成をしばしお待ちください。次のバージョンは、お出しできるものになるとは思います。なお、DCC機能はただいまがんばってソフト実装中です。一番の懸念事項である、スイッチング試験がうまくいけば良いのですが。

また、MBEからFusionPCBの拡張子に変えるのが面倒なのでバッチファイルを作りました。
欲しい方は自己責任でご利用ください。
kaeru.ZIP
タグ:Desktop Station
posted by yaasan at 19:44 | Comment(0) | 工作
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