2017年05月15日

ブートローダとスケッチ書き込み

Arduinoでは書き込み方法が2種類あります。

■書き込み方法の種類

・ICSP(2x3の6ピンヘッダ、またはスマイルコネクタType-A)で書く方法

AVR標準の書き込み方法です。Atmel Studioや、Arduino IDEの書き込み装置経由の書き込みで書くことが出来ます。完全に初期化したり、ブートローダを書き込んだり、高速に起動させたいソフトを書き込むのに使います。基本的に1つのソフトしか書けません。ブートローダを書いた後、スケッチを書くとブートローダは削除されます

Arduino IDEでは以下のように、「書き込み装置を使って書き込む」で書き込んだ場合に該当します。

smilwriter_ide_1b.png

・UART経由で書く方法

Arduino独特の書き込み方法です。AVRにブートローダだけが書き込まれている必要があります。Arduino IDEなどで何らかのスケッチをICSP経由で書きこんでしまうと、UART経由では書き込めません。
ブートローダとは、UART経由でソフトを書き込めるようにするためのソフトのことです。

Arduino IDEでは、以下のボタンはUART経由で書き込みとなります。ICSP経由での書き込みではありません。
普段はこちらを意識せずに使っていると思いますが、Arduino UNOなどに入っているATMEGA328Pにはブートローダのみが書き込まれているので、UART機能が動きます。

smilwriter_ide_1.png

■スマイルデコーダベースの機器

スマイルファンクションやMP3デコーダ、スマイルデコーダなどが該当します。これらは、UART経由での書き込みをサポートしません。スマイルライターを使って書き込みを行ってください。

じゃあ、なぜ、消されてしまうブートローダを書くように手順がなされているかというと、ちゃんと理由があります。ブートローダの書き込みを要求するのは、(1) 書き込みテストを兼ねている (2)ヒューズ設定を初期設定からArduinoが動く形に直すため の2点が理由としてあります。実はブートローダ自体は書き込む必要はないですが、ブートローダを書き込むことで2つの目的の作業を一気に行えるので、手順に入れてます。

特に、製造直後では、何もATMEGA328Pの中に書かれていません。そのままスケッチだけを書き込んでも正常に動きません。内部の特殊設定が、Arduino用に調整されていないためです。ブートローダを書く作業では、ご丁寧にArduino IDEがこの調整も全部やってくれます。



■サーボポイントデコーダ、トータス用ポイントデコーダ、見るだけ君

コネクタ形状がAVR準拠の3x2ピンになっていますが、スマイルライターのケーブル版で書き込みます。UART経由での書き込みをサポートしません。



■DSone

例外中の例外です。ブートローダだけが書き込まれているとき、UART経由での書き込みをサポートしています。ライターで、ブートローダではなく、スケッチを書くとブートローダの機能は自動削除されますので、UART経由では書き込みできません。通信などは問題なくできます。

■その他

DCC/MMシールドは、Arduinoで開発されていないので、Atmel Studio経由での書き込みになります。
DSmainはデュアルマイコンで、NanoはUART書き込み専用、MCoreはライターシールド(Aitendo)でICSP書き込みとなります。

いろいろ混在しますが、機器ごとの特徴に合わせていますので、ご了承ください。
posted by yaasan at 07:54 | Comment(0) | 工作

2017年05月11日

50枚 基板製造したら

ミント缶DCCコントローラの基板を50枚基板製造したら、1枚パターン剥がれがありました。ご丁寧に、マジックで書いてくれてました。なお、余分に2枚入ってました。

minttin_wrong.jpg

Elecrow(もしくはElecrowの下請け業者)でちゃんとチェックしてくれているということがわかります。

ところで、ミント缶は基板だけ購入でも大歓迎!基板だけだと310円+送料120円(枚数に応じて送料は変更します)です。実は基板だけで作ると、キットの販売価格(3100円)の半額で作れます(送料は除く)。部品を集める手間賃を当社に払うか、秋月電子で自分で部品を取り寄せてがんばるか、どちらでもよいと思います。

※サポートはありません。失敗して泣いてもクレームしてもサポートは受けられません。
※ATMEGA328Pへの書き込みは自分で行う必要があります。書き込みツールはArduino UNOとaitendoのライターシールドを使うと作れます。

ミント缶は、日本国内のDCCシェアを拡大するための撒き餌という扱いです。完全にチートですが、数を出せば出すほど、DCC人口・シェアが上がりますので、今後も撒き餌をしてきたいと思っています。なので、自分でガンガンできる人は、安く作りこんでいただければと思います。
posted by yaasan at 19:37 | Comment(0) | 工作

Railuinoキット(メルクリンMS2接続キット)を移管します

DesktopStationの一番最初のプラットフォームであったRailuino(Arduinoでメルクリン60113 トラックボックスをハックする)をベースとしたPC接続システムのキット販売を完全に終了します。



今後は、メルクリン関連の研究を進めていて、キットの代行組み立てや改造などをされているMZI NET SHOPさんに移管することで合意をしましたので、ご報告させていただきます。

こちらで持っていた、Railuinoシステム、MS2接続キット、サポート、全在庫・関連資産、技術をMZI NET SHOPさんに移管いたします。

こちらに来た問い合わせは、すべてMZI NET SHOPさんに転送いたしますので、折り返しの連絡は当社からではなくなりますので、ご注意をお願いいたします。

メルクリンのCS3がダメダメな状況で、CS2の市場在庫が尽きた状況で自動運転を楽しむには、Desktop Station SoftwareとMS2接続キットだけがコストパフォーマンス的に唯一の選択肢です。もし、メルクリンの車両の制御でお困りの方は、MZI NET SHOPさんにお問い合わせください。今まで皆様の協力に支えられてMS2接続キットを提供してきましたが、これからは別の会社にて成長することを期待しています。

■Railuinoシステムが向いている方

・メルクリンの車両を持っている
・C TrackやM Trackなどのメルクリンのシステムですべて組まれている
・mfx車両を動かす必要がある


■Railuinoシステムである必要がない方

・DCCがメイン、メルクリンの車両を使わない方
posted by yaasan at 08:14 | Comment(1) | 工作

2017年04月18日

モータドライバを使うときは、Cスナバを考えよう

DSmainR5や、DCC/MMシールドなどのキットを作るときに、コンデンサの位置が気になったことはありませんか?

C_Sunaba1.jpg

C_Sunaba2.jpg

これは、一括Cスナバというテクニックを使ったものです。

モータドライバや、MOS-FETによるフルブリッジ回路において、ON/OFFのパルスを作り出す時にサージが発生します。水道の蛇口で言えば、出始めの最初にドバっと水が出るような感じです。

このサージは、悪い以外に何もないので、これを取り除くためにスナバという回路を追加します。いろいろありますが、一番手っ取り早くて効果があるのは一括Cスナバで、MOS-FETなどのスイッチング部品の最短距離に置きます。こうすることで、サージを低減することができます。これがもし細い線で、さらに距離が離れているとサージはどんどん大きくなり、いろいろな悪さを引き起こします。最悪は、使っていくうちにMOS-FETなどの部品が壊れます。

ということで、回路設計する方は、注意しましょう!
posted by yaasan at 19:28 | Comment(0) | 工作

2017年03月22日

ZXBM5210 パブリック実験向け頒布

ZXBM5210が、BD6231(というかBD6220)のピンコンパチとして問題ないことが分かりましたので、既存ユーザー向けに、頒布を行って公開実験していきたいと思います。

・当ブログ ZXBM5210評価結果
・Nuckyさん ZXBM5210評価結果
・TwayDCCさん (評価準備中)

模型市での大頒布祭りに向けて先行して100pcsを手配しました。先行してデコーダを壊すことに躊躇しないパワーユーザー向けに頒布いたします。

・当方の100pcsの入手原価で頒布します(1pcs=92円)※BD6231は秋月で180円なので半額相当
・送料は82円(定型内郵便にて発送)
・ワンコインデコーダまたはスマイルデコーダを組み立てたことがあるユーザー限定
・万が一、ICに故障があってもサポートができません。
・実験結果は、Desktop StationフォーラムかWebでレポートしていただくことをお願いします(ちゃんと動いたなど)

必要個数、住所を管理人までメールにて連絡ください。支払い方法は、銀行振込、またはPaypalで受け付けます。

この実験結果で、より精度を上げて、実用に問題がないことを確認していきたいです。鉄道模型市では、モータドライバを92円よりもさらに安い価格で提供します。なお、どうしても来れない遠隔地(関東甲信越以外)の方向けには、救済策を考えます。
posted by yaasan at 07:56 | Comment(0) | 工作