2018年05月24日

Arduino UNO wifi Rev.2

Arduino UNOの後継が、登場したようです。

マイコンは、先日書いた、マイクロチップの新型AVR、ATMEGA4809(48KB FLASH, 6KB SRAM)です。クロック源は、セラロック16MHzということで、周辺部品もたいして大きく変わらずに置き換え出来そうです。

ATMEGA4809は、書き込みがUPDIというものをサポートしていて、5V,GNDとUPDIの3本だけでICEと繋げられます。
スマイルデコーダなどは、Arduinoをライターに化かして使ったりするので、ATMEGA4809でも同様にできるか、仕組みが用意されているか等が注目です。

ただ、残念な部分としては、DMAがない、UART/SPIに大きなFIFOのバッファを持たない、ということで、通信には制約が大きい(=マイコンで通信制御しないといけない)です。競合するマイコンとしては、同じくマイクロチップのPIC16F1の方が2段FIFOやいろいろなハードIPがあり、機能としては魅力的です。DIP版もあり、お値段もお手頃(170円程度)です。

ATMEG328Pの単純なFLASH&RAM増強版というのが印象で、性能向上の余地というのはあんまりなさそうです。コストについては、たぶん安くなるんじゃ無いかなと思います。プロセスルールが最近のになって、製造コストが下がるはずなので。
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2018年05月22日

M5 stack

ESP32を使った、液晶付きのコンパクトモジュールM5stackと言うのがあるようです。

m5stack1.png

Arduino IDEでも開発できて、何よりケース付でLCD、ボタンが付いているのが良い!バッテリー付のモジュールとかもあるようで、ワイヤレスで動かせます。

コネクタピンが出ていて機器のスタックも簡単そうですし、キーボードとかのセットもあります。これ、DSair用のスロットル作るにはうってつけのデバイスですね。エンコーダとかボタンとか付け放題です。

基本となるベースモジュールが38USD、加速度センサーなどが入ったモジュールが44USD(こちらはあまり必要ない?)のようです。この他に、キーボード・キーパッドなどの拡張ボードセットが93USD、という感じで、高いセットでも、1万円以下のラインナップになってます。かなり安いというか、本気で普及を狙っているような感じがします。

他力本願ということで、どなたか、製作をお願いします。インターフェースのトラブルで困ったら相談には乗ります。

なお、スイッチサイエンスとかでも売っていたようですが、在庫切れのようです。そりゃあ、売れるでしょうね。Aliexpressの公式ストアで買って送ってもらうのが早そう。
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2018年05月20日

Xbox Adaptive Controller

マイクロソフトが、新入力デバイス「Xbox Adaptive Controller」を発表しています。

障害者のゲームユーザー向けの様々な機器を接続できるようにいろいろな入力機構が付いており、これは、一般のユーザーでも様々な遊び方、使い方ができる革命的な入力デバイスになるのではないかなと思いました。

ユニバーサルデザイン・アクセシビリティというのが、国際的にも重要となっており、機器だけで無く、建物や都市計画などいろいろな部分で採用されています。

マイクロソフトは、ただのWindowsとOfficeのソフト会社では無く、マウスやキーボード、Surface Dialなど、入力デバイスとしても超有名なメーカーです。ゲーム機も作っているからこそ、いろいろな視点を持っているのだと思います。

Xbox Adaptive Controller、普通に購入できる物なのか、スマートフォンやタブレットでも同様に使用できるかが気になりますが、登場が楽しみです。ゲームはしないのでXBoxは買いませんが、Windows10からでも制御できると思いますので、その辺、入手したら実験してみようと思います。
posted by yaasan at 17:14 | Comment(0) | ガジェッド

2018年05月16日

DSairの改良

DesktopStation airについては、UIの要望をたくさん頂いており、アップデートを考えていますが、いったん整理します。

■Arduino絡み

安定性などについては特に指摘事項は無いですが、先日、Vibration機能を実装しているときに、バグる現象があったので修正を実施します。新機能実装中に出た既存バグなので、皆さんの環境では発生しないと思います。

具体的には、同じコマンドをWebAPI経由で連続して受信した場合は無視をする、という処理です。WebAppの暴走などへの対策です。

■UI絡み

・ファンクションボタンを大きくします
・プロトコルボタンをConfigに移動して整理します
・振動機能をサポートします(振動する機種の場合)
・ピンチイン・アウト対策を実施します(ですが、どうもうまく動かない・・・)

webapp_r0t_1.png

あと、車両運転のみのスマホ専用・縦画面特化のシンプル版も合わせて用意します。OnsenUIという、WebApp向けのプラットフォームで実装し直すことで、スマホの機種を問わず、柔軟に対応できます。ただし欠点として、細かい部分に手を入れにくいということがあります。単に、OnsenUIの習熟度が低いという事ではありますが。

今まで、iPadでデバッグをやっていた都合上、どうしてもiPadで使いやすいデザインに仕上がっておりました。今回は、最近導入したスマホでデバッグをしているので、スマホユーザーにもだいぶ使い勝手は良くなると思います。
posted by yaasan at 21:20 | Comment(0) | ガジェッド

2018年05月13日

DSairで、FlashAirを取り外さずにアップデート

ちょっとややこしい手順が必要なので、上級者向けですが、事前に以下の手順を踏むと、DSairからFlashAirカードを取り外さずにアップデートできます。FlashAir、ほんとに上手く使うと一通りのことができますね。

FlashAirはWebDAVという、HTTPを使ったファイル伝送方式に対応しており、CONFIGで設定して上げると有効になります。わざわざブラウザを使わなくとも、データのダウンロードがURLを使って実現できます。FTPと比べて設定が楽になってます。

@ SD_WLANの隠しフォルダを隠しフォルダにしないようにする(WebDAV経由で見えない場合があるため)
A SD_WLANフォルダ内のCONFIGファイルを以下のように追記する

WEBDAV=2
UPLOAD=1

※自宅のWi-FiルータにFlashAirを繋げさせる場合は以下の項目も足します。FlashAirに直接Wi-Fiで繋げなくても、自宅のWi-Fiルータに機器をつなげば、そのままhttp://flashair/に繋げられるようになります。

APPMODE=6
BRGSSID=自宅のWi-FiのルータのSSID
BRGNETWORKKEY=自宅のWi-Fiのルータのパスワード

B DSairに差し込んで、PCからFlashAirにアクセスできることを確認する。
C WebDAVでアクセスする。たとえば、CarotDAVというフリーのツールを使った場合は以下のような設定で接続して、アップロード・ダウンロードできます。

WebDav0.png

WebDav2.png

WebDav3.png

WebDav1.png

Windows標準の機能を使ってももちろん構いませんが、CarotDAVを昔から使っているので、上記のように紹介しました。
posted by yaasan at 09:21 | Comment(2) | ガジェッド