公式に書いてないアップデート内容で、絶叫や嘆きの声がツイッターに溢れているようです。とりあえず、自分の使ってる範囲で確認は行いました。
■更新内容
・CONFIG
STAモードでのアドレスフィルタリング機能(FW2.00.02+)
STAモードでの接続台数制限(FW2.00.02+)
command.cgiの有効opcode設定(FW3.00.00+)
ユーザー認証(802.1X)設定
DHCPクライアントの再送回数設定
・iSDIO
FTP/FTPS操作関数
EAPモードによる接続
無線LAN機能 ステータスレジスタの追加
・Lua機能
WatchDog機能
Luaスクリプトの秘匿化
パーティションアクセス機能
fa.requestのオプション機能
fa.i2cのtableのフィールドを追加
fa.i2cのtableのフィールド"mode"の属性を追加
■ファームウェアアップデートツールのページに書いてある更新内容
動作の安定性を向上しました。
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どうもいろいろ隠している臭いがプンプンしますが、とりあえず、DSairアプリは4.00.03でも正常にそのまま動いています。4.00.03も正式サポートの方向でやっていこうと思います。
ところで、4.00.03のアップデート記念と言うことで、先日、アップデートに失敗して壊れたFlashAir W-04 16GBをTearDownしました。分解すると当然ながらサポートが効かないですが、サポートに連絡するのも面倒なので、このように皆様にお見せすることとしました。サポートセンターも、問い合わせが減って喜んでいると思います。



使っているチップは以下の通りでした。
・東芝 TH58TEG7NDLBA4C NANDフラッシュメモリ
・東芝 TC35440XBG コントローラIC?
・Winbond Q16VVUU1Q 1710-6640 コントローラ用ファームウェアのフラッシュメモリ?
・GWC2XBG DP3445A 1719HAL TAIWAN?RFチップ?たぶん東芝?
・セラコン たくさん
・発振器 38400 K727 Z
・S? レギュレータ?
また、基板の板厚は0.2mm!、部品実装の最厚部で1.2mmでした。
SDカードのWi-Fi用でKeyASICが無線LANコントローラチップを出していて、これベースにした台湾・中国系の無線LAN SDカードがたくさんあります。FluCardとか、easyShareとかいろいろです。
今の日本メーカーにありがちな、コストダウンや省力化ということで社外チップでも使っているのかな、と思ってましたが、東芝独自チップでした。FlashAirの高性能な点、他の無線対応SDカードとの差は、このコントローラチップにあるのでしょうね!Winbondのチップがあるので見たとおり外付けFLASHにファームウェア格納なので、かなり微細なプロセスで高速に動かせるようにコントローラICを製作しているのだと思います。
あとは、特定条件下(電源マージンが小さい?)においてファームウェアアップデート作業で壊れるバグ?仕様?を解決してくれれば言うこと無いですが・・・。
■追記
ちゃんと三脚を使って、撮り直してみた。

今気づきましたがNAND FLASHがTAIWANになってる。前工程は日本なはずなので、後工程は台湾なのかな??