2021年。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年は、明るく元気にしたいですね!コロナに負けないよう、感染対策を今まで以上に行って、コロナ撲滅を目指しましょう。
さて、毎年恒例の、新年にやることを挙げていきたいと思います。
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■2021年の実施目標・やりたいこと
・DSシールド2の開発と頒布開始。DSair2よりも薄型ケースを採用し、Railcomをサポートするべく、詳細設計を開始します。FlashAirは絶版となっているので、WiFi機能は削除します。ATMEGA4809、CH340Cを使用して基板に完全にマイコンを統合予定です。
・RailCom元年として、RailCom製品を投入します。第一弾はRailCom Display。Nagodenさんと共同で進めていきます。
・MTC21のデコーダを作りたい。LokPilotの代わりになるような細かいところに手が届くもの。
・S88-NをI2C(Groveコネクタ)化して、高速化・拡張した、S88-Iを規格化して進めます。下位互換性を保つため、S88-IとS88-Nのゲートウェイも企画します。
・DCC電子工作連合で協力し、DCC電子工作本を執筆する(オームの法則から電子部品の使い方まで丁寧に解説し、DCC鉄道模型へ引きずり込む)
・オープンサウンドデータは数を追わず、じっくりと着実に。目標ユーザー数は200名(2020年は144名)、サウンドデータ数は130を目指します。
・日本全国へ、サウンド収録を兼ねた鉄道出張旅行をする(北海道は複数回、訪問したい)
・鉄道模型の次の事業の研究開発を開始する
・資格取得準備
■2021年の予定
・DSair2の最終再生産と頒布終了 (在庫状況次第ですが2021年末の終売を見込んでます。)
→必要な方はお早めに入手ください。
・DSシールド2の頒布開始(2021年夏以降)
・RailCom Displayの頒布開始(2021年春以降)
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サウンド一色だった、この数年の反省を踏まえ、電子工作の方に力を注ごうと思っています。RailComなど、新しいものが出てきているので、こちらに時間とマンパワーを割いていこうと思います。また2021年となりましたので、鉄道模型事業の次のR&Dを始めていくこととなります。
やりたいことはたくさんありますが、まずは健康と安全が第一!ここをキッチリと守って、今年をスタートしたいと思います。
2021年01月01日
2021年。明けましておめでとうございます。
posted by yaasan at 08:36
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2020年12月31日
国鉄ディーゼル用のオルゴール(アルプスの牧場)
キハ58とかのディーゼル特急では、アナウンスの前とかにオルゴールを流してたようで、ネットにいろいろ動画や音声ファイルがアップロードされてます。
久しぶりに、書き起こしてみました。ちょっときれいすぎるかもしれないので、加工してわざと汚して(ウェザリング?)、実車っぽい雰囲気にしていただければ幸いです。

MP3ファイル(MIDIファイルをそのまま変換):
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
MIDIファイル:
alps_orgor20201231.mid
原曲は、著作権が切れて100年以上たってるっぽいですし(欧州の民謡)、国鉄も存在せず、完全にフリーな状態です。この上記データも、鉄道模型に関係するものであれば、どう使っていただいても構いません。
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鉄道唱歌も作ってみた。

MIDIファイル:
鉄道唱歌オルゴール.mid
MP3ファイル:
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
久しぶりに、書き起こしてみました。ちょっときれいすぎるかもしれないので、加工してわざと汚して(ウェザリング?)、実車っぽい雰囲気にしていただければ幸いです。

MP3ファイル(MIDIファイルをそのまま変換):
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
MIDIファイル:
alps_orgor20201231.mid
原曲は、著作権が切れて100年以上たってるっぽいですし(欧州の民謡)、国鉄も存在せず、完全にフリーな状態です。この上記データも、鉄道模型に関係するものであれば、どう使っていただいても構いません。
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鉄道唱歌も作ってみた。

MIDIファイル:
鉄道唱歌オルゴール.mid
MP3ファイル:
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
posted by yaasan at 20:58
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2020年を振り返る
2020年も、いよいよあとわずか。2020年を振り返ると、個人的には2017年を遥かに凌ぐ人生で最悪の年で、もう二度とこんなことはあってほしくない、一刻も早く忘れたい悪夢の連続の年でありました。
一方で、模型については、ユーザーは徐々に増えているということもあり、悪くなることもなく安定して進んだように感じます。
さて、毎年恒例の1年間でやろうとしていた実施目標についての答え合わせをしていきたいと思います。2020年1月1日の記事から2020年に実施しようと思っていた項目を引用したいと思います。
■2020年01月01日に投稿した2020年の目標・実施事項
・DSmainの後継品をなんとかする&HACXコマンドステーションキットをリリースする
・DCC同人誌 2020 Springを発行する
・オープンサウンドデータ 第50弾まで進める(+28サウンド)
・オープンサウンドデータミーティング2020を開催する
・どこかの模型メーカーからオープンサウンドデータ搭載済み車両をリリースする
・車両の床下を基板で作る。天賞堂の新パワトラを前提にしたもので、汎用的に使えるモノを。コネクタはNext18。どこかの模型メーカーとうまく組みたい。
・とにかく鉄道模型をDCCで楽しくする新たな施策にチャレンジする。
■2020年の総括・答え合わせ
・DSmainの後継品をなんとかする&HACXコマンドステーションキットをリリースする
→何とかしようとしてDSmainR6を開発したが、中途半端で頒布終了。△。
→HACXもリリースしたが、すぐに過電流で止まるトラブルもあり、頒布終了。△。
・DCC同人誌 2020 Springを発行する
→発行しました。GW号も発行しました。◎。
・オープンサウンドデータ 第50弾まで進める(+28サウンド)
→50弾までは5月に達成してしまい、最終的にはなんと、目標の2倍、第100弾まで行きました。◎。
・オープンサウンドデータミーティング2020を開催する
→コロナで断念。×。
・どこかの模型メーカーからオープンサウンドデータ搭載済み車両をリリースする
→できるわけもなく・・・。×。
・車両の床下を基板で作る。天賞堂の新パワトラを前提にしたもので、汎用的に使えるモノを。コネクタはNext18。どこかの模型メーカーとうまく組みたい。
→×。でもフジガヤさんがプラレールベースでやってくれたので、〇ということで?
・とにかく鉄道模型をDCCで楽しくする新たな施策にチャレンジする。
→〇。サウンドも増えて、模型が楽しいと言ってくれる人を増やせたはず。
■目標には書いてないけどやったこと
書けないことも結構ありますけど、模型絡みでは以下の事をやってきました。
・RailcomDisplayを開発開始(Nagodenさんのおかげ)
・DCC電子工作連合のオンライン飲み会を実施
・オープンサウンドデータマニュアルを作った
・ExpBoardYPを作った(ブラス向け、MTC21に本格参入)
・電気機関車サウンドも作った(EF81, EH200)。私は微力で、ほぼSalamさんと01010keiさんのおかげです。
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世の中はコロナで非常に大変であり、皆様も大変なご苦労があったとお察しします。コロナに加えて私事で恐縮ですが、家族の病気の再発でしたので、正直、かなりキツイ精神でありました。
そんな中、コロナも私の状況も何も考慮もされず、仕事では無茶振りも多々ありました。どんなことがあっても、すべてが正常に動く前提で動くことにしている、リスクゼロ思考な人や組織がいるというのがよくわかった1年でもあります。良い人でも、組織の中に入ると良い人ではなくなるという事があるわけなのであります。
さて、話題を模型にしますと、まさに、オープンサウンドデータ一色だった1年と思います。
オープンサウンドデータは、2020年の1月上旬にDMF13HZA キハ261を公開し、今年最後のJR西日本 221系のサウンドデータまで、合わせて78個を公開しました。目標の2倍以上で、大幅なデータ数増加であり、クリエイターのMB3110A様、うえだねじろう様、かわけい様、パシフィック231様、栃木総合車両所様、ともん一刻様、安達太良のマイケル様、そして多くの音源提供者の皆様、オープンサウンドデータを使って模型を楽しんでくださっている皆様に深く御礼を申し上げます。
一方で、オープンサウンドデータの今後の成長については大きな課題も見えてきた1年でありました。車両への搭載のハードルというのが、やはり非常に高いということが鮮明に出てきたことであります。これは、もうどうしようもないところで、DCC電子工作連合では、ExpBoardシリーズを強化してまいりましたが、限界も感じた次第です。
また、先日のDCCアンケートの結果、オープンサウンドデータのユーザー数は144名ということも分かりました。この結果は、私にとってはあまりにも驚愕な人数でして、想定オープンサウンドデータユーザー数300名の半分だったということが明らかになってしまいました。これも、やはりDCCデコーダの搭載ハードルがもっとも大きな理由と感じます。次は、イベントなどで、DCCの実例をお見せできなかったというところもあると思います。オープンサウンドデータに興味を持っている人は同じくらいの人数はいるのは、DCCアンケートの結果でも出ております。
コロナで言い訳をするわけにもいきませんので、やはり私のマネージメントにおいて問題点・課題があったのだということであり、不徳の致すところであります。また、サウンドデータを増やすことのインパクトは徐々に小さくなっており、たいして重要ではない、ということも、この数字が物語っていると理解した次第です。
これを踏まえ、2021年については、オープンサウンドデータの公開は当然維持しつつも、データを増やす事に注力する従来型のやり方は大きく見直して、違う視点での取り組みを模索して参りたいと考えております。
次に電子工作・プログラミングのTOPICについて。NagaodenさんがRailComのDetectorの技術を確立していただいたことで、既に複数の方が再試に成功し、日本での普及の始まりとなりつつあります。DesktopStationとしても、従来の方針を転換し、RailComにリソースを投入し、第一弾としてRailcomDisplayの開発を行っております。2021年は、RailComの機器を数多く開発し、DCCでの自動運転をより楽しくすることを目指して参ります。
DSair2については、2021年も、なんとか続けていけそうという見込みはたっております。ただし、FlashAirは市場からまもなく完全に消えようとしており、2021年中でDSair2の頒布は終了するだろうと推測しております。基板とケースはもう一度、少量再生産を予定しております。
DSair2と同等の機器を作るには、現在の世界の電子部品市場を見ても、FlashAirを代替できるものが存在しないため、実現が難しいのが実情です。ESP32やラズパイで良いじゃないという人がいると思いますが、ラズパイでは、いくつかの問題点があるのでFlashAirを採用した経緯があります。ESP32は、起動時の電源の動きがあまりにも中華的で、DesktopStationの要求する品質レベルには全く達しないので、NGと判定しております。
DSair2の後継は、DSair2の原型の1つである、DSシールドをベースとした、DSシールド2(仮)を検討しております。WiFi機能を削除し、PCやLinuxのSBC(シングルボードコンピュータ)向けの機器としたいと考えてます。
話を始めると、止まらない状況ではありますが、この1年のことは早く忘れ、新しい年でポジティブ思考でチャレンジをしてまいりたいと考えております。2021年の実施事項・目標は元旦に書かせていただきます。
それでは、2020年もあとわずかではありますが、よいお年をお迎えください。来年は、皆様にとって健康で平穏な1年となりますように。
一方で、模型については、ユーザーは徐々に増えているということもあり、悪くなることもなく安定して進んだように感じます。
さて、毎年恒例の1年間でやろうとしていた実施目標についての答え合わせをしていきたいと思います。2020年1月1日の記事から2020年に実施しようと思っていた項目を引用したいと思います。
■2020年01月01日に投稿した2020年の目標・実施事項
・DSmainの後継品をなんとかする&HACXコマンドステーションキットをリリースする
・DCC同人誌 2020 Springを発行する
・オープンサウンドデータ 第50弾まで進める(+28サウンド)
・オープンサウンドデータミーティング2020を開催する
・どこかの模型メーカーからオープンサウンドデータ搭載済み車両をリリースする
・車両の床下を基板で作る。天賞堂の新パワトラを前提にしたもので、汎用的に使えるモノを。コネクタはNext18。どこかの模型メーカーとうまく組みたい。
・とにかく鉄道模型をDCCで楽しくする新たな施策にチャレンジする。
■2020年の総括・答え合わせ
・DSmainの後継品をなんとかする&HACXコマンドステーションキットをリリースする
→何とかしようとしてDSmainR6を開発したが、中途半端で頒布終了。△。
→HACXもリリースしたが、すぐに過電流で止まるトラブルもあり、頒布終了。△。
・DCC同人誌 2020 Springを発行する
→発行しました。GW号も発行しました。◎。
・オープンサウンドデータ 第50弾まで進める(+28サウンド)
→50弾までは5月に達成してしまい、最終的にはなんと、目標の2倍、第100弾まで行きました。◎。
・オープンサウンドデータミーティング2020を開催する
→コロナで断念。×。
・どこかの模型メーカーからオープンサウンドデータ搭載済み車両をリリースする
→できるわけもなく・・・。×。
・車両の床下を基板で作る。天賞堂の新パワトラを前提にしたもので、汎用的に使えるモノを。コネクタはNext18。どこかの模型メーカーとうまく組みたい。
→×。でもフジガヤさんがプラレールベースでやってくれたので、〇ということで?
・とにかく鉄道模型をDCCで楽しくする新たな施策にチャレンジする。
→〇。サウンドも増えて、模型が楽しいと言ってくれる人を増やせたはず。
■目標には書いてないけどやったこと
書けないことも結構ありますけど、模型絡みでは以下の事をやってきました。
・RailcomDisplayを開発開始(Nagodenさんのおかげ)
・DCC電子工作連合のオンライン飲み会を実施
・オープンサウンドデータマニュアルを作った
・ExpBoardYPを作った(ブラス向け、MTC21に本格参入)
・電気機関車サウンドも作った(EF81, EH200)。私は微力で、ほぼSalamさんと01010keiさんのおかげです。
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世の中はコロナで非常に大変であり、皆様も大変なご苦労があったとお察しします。コロナに加えて私事で恐縮ですが、家族の病気の再発でしたので、正直、かなりキツイ精神でありました。
そんな中、コロナも私の状況も何も考慮もされず、仕事では無茶振りも多々ありました。どんなことがあっても、すべてが正常に動く前提で動くことにしている、リスクゼロ思考な人や組織がいるというのがよくわかった1年でもあります。良い人でも、組織の中に入ると良い人ではなくなるという事があるわけなのであります。
さて、話題を模型にしますと、まさに、オープンサウンドデータ一色だった1年と思います。
オープンサウンドデータは、2020年の1月上旬にDMF13HZA キハ261を公開し、今年最後のJR西日本 221系のサウンドデータまで、合わせて78個を公開しました。目標の2倍以上で、大幅なデータ数増加であり、クリエイターのMB3110A様、うえだねじろう様、かわけい様、パシフィック231様、栃木総合車両所様、ともん一刻様、安達太良のマイケル様、そして多くの音源提供者の皆様、オープンサウンドデータを使って模型を楽しんでくださっている皆様に深く御礼を申し上げます。
一方で、オープンサウンドデータの今後の成長については大きな課題も見えてきた1年でありました。車両への搭載のハードルというのが、やはり非常に高いということが鮮明に出てきたことであります。これは、もうどうしようもないところで、DCC電子工作連合では、ExpBoardシリーズを強化してまいりましたが、限界も感じた次第です。
また、先日のDCCアンケートの結果、オープンサウンドデータのユーザー数は144名ということも分かりました。この結果は、私にとってはあまりにも驚愕な人数でして、想定オープンサウンドデータユーザー数300名の半分だったということが明らかになってしまいました。これも、やはりDCCデコーダの搭載ハードルがもっとも大きな理由と感じます。次は、イベントなどで、DCCの実例をお見せできなかったというところもあると思います。オープンサウンドデータに興味を持っている人は同じくらいの人数はいるのは、DCCアンケートの結果でも出ております。
コロナで言い訳をするわけにもいきませんので、やはり私のマネージメントにおいて問題点・課題があったのだということであり、不徳の致すところであります。また、サウンドデータを増やすことのインパクトは徐々に小さくなっており、たいして重要ではない、ということも、この数字が物語っていると理解した次第です。
これを踏まえ、2021年については、オープンサウンドデータの公開は当然維持しつつも、データを増やす事に注力する従来型のやり方は大きく見直して、違う視点での取り組みを模索して参りたいと考えております。
次に電子工作・プログラミングのTOPICについて。NagaodenさんがRailComのDetectorの技術を確立していただいたことで、既に複数の方が再試に成功し、日本での普及の始まりとなりつつあります。DesktopStationとしても、従来の方針を転換し、RailComにリソースを投入し、第一弾としてRailcomDisplayの開発を行っております。2021年は、RailComの機器を数多く開発し、DCCでの自動運転をより楽しくすることを目指して参ります。
DSair2については、2021年も、なんとか続けていけそうという見込みはたっております。ただし、FlashAirは市場からまもなく完全に消えようとしており、2021年中でDSair2の頒布は終了するだろうと推測しております。基板とケースはもう一度、少量再生産を予定しております。
DSair2と同等の機器を作るには、現在の世界の電子部品市場を見ても、FlashAirを代替できるものが存在しないため、実現が難しいのが実情です。ESP32やラズパイで良いじゃないという人がいると思いますが、ラズパイでは、いくつかの問題点があるのでFlashAirを採用した経緯があります。ESP32は、起動時の電源の動きがあまりにも中華的で、DesktopStationの要求する品質レベルには全く達しないので、NGと判定しております。
DSair2の後継は、DSair2の原型の1つである、DSシールドをベースとした、DSシールド2(仮)を検討しております。WiFi機能を削除し、PCやLinuxのSBC(シングルボードコンピュータ)向けの機器としたいと考えてます。
話を始めると、止まらない状況ではありますが、この1年のことは早く忘れ、新しい年でポジティブ思考でチャレンジをしてまいりたいと考えております。2021年の実施事項・目標は元旦に書かせていただきます。
それでは、2020年もあとわずかではありますが、よいお年をお迎えください。来年は、皆様にとって健康で平穏な1年となりますように。
posted by yaasan at 07:33
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| 鉄道模型
2020年12月28日
RailComDisplayを開発中
RailComは、DCCデコーダの情報をDCC信号を流すレールを使って、吸い出すための仕組みです。ドイツのレンツ社が開発したもので、仕組みとしては実はそれほどややこしいものではない(ことが分かりました)。
RailComの通信は、DCC通信を瞬間的に止めて、コマンドステーションが出力を短絡させることで開始します。普通、出力を短絡したらショートで故障するもんですが、Railcomの場合は、わざと行うことで動作させてます。なんで短絡させるかというと、電流の変化を使って、デコーダから信号を出力するためです。その電流変化をコンパレータで捉えて復元し、マイコンに処理させることで、通信することができます。通信の中身は250kbpsの片方向UARTです。ノイズ対策として4/8bitのビットエラー検出のアルゴリズムが使われます。
細かい話は、RailCommunityのRCN-217かNMRAのRP S-9.3.2を読んでください。
特許関連ですが、基本的な特許は既に切れてます。関係しそうな特許を検索して、一応下に示します。
・US6494410B2 期限切れ(途中で放棄?)
・DE2000111978 期限切れ(2020年3月まででした)
・EP1380326B1 無効 ←仕様書に掛かれている根幹特許
・US7198235B2 期限切れ
ただし、2010年発表のRailComPlusについては、特許があるようです。番号は分からないけど。
商標については、欧州はRailComが有効みたいですが、アメリカに出していたのは2014年に失効したようです。
ということで、既に特許などの制限はRailComPlusを除けばなさそう、ということで安心して対応機器を開発できるわけであります。
以前に、RailComカットアウトの実験を行い、そのあと、RailcomDetectorの回路設計をしました。1年以上前ですね・・・。DSair2では、RailComカットアウト機能が標準で搭載されていますが、起動時はOFFになってます。
それから1年以上過ぎまして・・・。
先日、MP3サウンドデコーダで有名なNagodenさんが、RailComのDetector回路をデバッグして、無事に動作を確認されました。そのあと、ソフトの実装部分で少しお手伝いし、安定性向上を実現しました。その成果を踏まえ、Nagodenさんと共同で、RailComDisplayを開発することとしました。
RailComDisplayの回路図(暫定版)は以下の通りです。

アートワークは以下の通りで、サイズは秋月電子のC基板サイズにしてます。こうすると、いろいろなケースやアクリル板が流用できるので都合が非常に良いのです。


スケッチは、受信とアドレス計算部分はNagodenさんから頂いてます。7セグのダイナミックドライブソフトをミント缶から移植予定ですが、まだ作ってないので、基板が来たら着手します。
wikiに、徐々に情報はまとめていきます。
既にシンセンのElecrowに基板製造・部品実装依頼を掛けました。おおよそ3週間と言われているので、旧正月前には来るかなと期待してます。問題なければ量産に掛けて、キットを中心に頒布していきたいと思います。
日本全国のDCC&電子工作ユーザー向けに、RailComを気軽に触れる環境づくりをしていきたいと思います。
RailComの通信は、DCC通信を瞬間的に止めて、コマンドステーションが出力を短絡させることで開始します。普通、出力を短絡したらショートで故障するもんですが、Railcomの場合は、わざと行うことで動作させてます。なんで短絡させるかというと、電流の変化を使って、デコーダから信号を出力するためです。その電流変化をコンパレータで捉えて復元し、マイコンに処理させることで、通信することができます。通信の中身は250kbpsの片方向UARTです。ノイズ対策として4/8bitのビットエラー検出のアルゴリズムが使われます。
細かい話は、RailCommunityのRCN-217かNMRAのRP S-9.3.2を読んでください。
特許関連ですが、基本的な特許は既に切れてます。関係しそうな特許を検索して、一応下に示します。
・US6494410B2 期限切れ(途中で放棄?)
・DE2000111978 期限切れ(2020年3月まででした)
・EP1380326B1 無効 ←仕様書に掛かれている根幹特許
・US7198235B2 期限切れ
ただし、2010年発表のRailComPlusについては、特許があるようです。番号は分からないけど。
商標については、欧州はRailComが有効みたいですが、アメリカに出していたのは2014年に失効したようです。
ということで、既に特許などの制限はRailComPlusを除けばなさそう、ということで安心して対応機器を開発できるわけであります。
以前に、RailComカットアウトの実験を行い、そのあと、RailcomDetectorの回路設計をしました。1年以上前ですね・・・。DSair2では、RailComカットアウト機能が標準で搭載されていますが、起動時はOFFになってます。
それから1年以上過ぎまして・・・。
先日、MP3サウンドデコーダで有名なNagodenさんが、RailComのDetector回路をデバッグして、無事に動作を確認されました。そのあと、ソフトの実装部分で少しお手伝いし、安定性向上を実現しました。その成果を踏まえ、Nagodenさんと共同で、RailComDisplayを開発することとしました。
RailComDisplayの回路図(暫定版)は以下の通りです。

アートワークは以下の通りで、サイズは秋月電子のC基板サイズにしてます。こうすると、いろいろなケースやアクリル板が流用できるので都合が非常に良いのです。


スケッチは、受信とアドレス計算部分はNagodenさんから頂いてます。7セグのダイナミックドライブソフトをミント缶から移植予定ですが、まだ作ってないので、基板が来たら着手します。
wikiに、徐々に情報はまとめていきます。
既にシンセンのElecrowに基板製造・部品実装依頼を掛けました。おおよそ3週間と言われているので、旧正月前には来るかなと期待してます。問題なければ量産に掛けて、キットを中心に頒布していきたいと思います。
日本全国のDCC&電子工作ユーザー向けに、RailComを気軽に触れる環境づくりをしていきたいと思います。
posted by yaasan at 11:07
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ExpBoard YP SHORTをテスト頒布
バタバタしてそのままにしていたExpBoardYP SHORT 薄型版ですが、ようやく動作チェックしました。
特に異常もないので、ExpBoard YP SHORTをテスト頒布することにしました。


10035 ExpBoard YP SHORT
旧バージョンも在庫が尽きるまで併売です。エンドウのブラス車両に入れるなら、こちらの方が扱いやすいはずです。
10026 ExpBoard YP
秋月電子で、IC1とIC2が購入できないので分売してます。ご利用ください。
特に異常もないので、ExpBoard YP SHORTをテスト頒布することにしました。


10035 ExpBoard YP SHORT
旧バージョンも在庫が尽きるまで併売です。エンドウのブラス車両に入れるなら、こちらの方が扱いやすいはずです。
10026 ExpBoard YP
秋月電子で、IC1とIC2が購入できないので分売してます。ご利用ください。
posted by yaasan at 09:41
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